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2016年度卒業式を挙行

7589人が新たな世界へ



2016年度卒業式が3月26日、日本武道館(千代田区)で挙行され、卒業生7589人(学部6764人、大学院825人)が思い出の詰まった学び舎を後にし、それぞれの道へ新たな一歩を踏み出した。
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式典は学部・大学院別に午前・午後の2部制で行われ、いずれも学位記授与に続いて、土屋恵一郎学長、柳谷孝理事長、向殿政男校友会長からそれぞれ卒業生へ、はなむけの言葉が贈られた。

各学部・大学院の総代・代表に学位記を手渡した後、告辞に立った土屋学長は、詩人・演出家の寺山修司氏などの言葉を引用し、「社会に出る上で、必要な力は誠実さや想像力である」と力説。さらなる飛躍に期待を込めつつ、「明治大学は自由と活力を中心にして新しさや未来を求めて前に進んでいる。その活力は君たちの大学生活のうちに確かにあり、これからの日々を支えてくれる」と、激動の社会に飛び込む卒業生を激励した。

続いて祝辞では、柳谷理事長が「予測困難といわれる時代においても、不屈の明治魂を胸に失敗を恐れず、挑戦をあきらめず、強い信念と勇気を持ち、進むべき未来へと時代を切り拓いてほしい」、向殿校友会長が「自分で物事を決め、迷っても転んでも立ち上がる、そして前へ。これが明治大学の精神である。この心を持ち、新しい社会、夢の世界を生きてほしい」と、それぞれ卒業生の前途を祝した。

答辞は、初めての卒業生を輩出する総合数理学部の土橋拓馬さんが午前の部を、文学部の中村慎吾さんが午後の部を務めた。それぞれ家族や友人、教職員に感謝を述べるとともに、土橋さんは「自分の興味を高められる場所が中野キャンパスにあった。そこで出会えた友人や先生方を尊敬し、共に学び、挑んだ日々を誇りに思う」と4年間の学生生活を振り返り、中村さんは「ゼミでの研究報告や議論によって、論理を組み立てる力と物事を批判的にとらえる力を身につけることができた」と、大学での学びの成果を述べた。

その後の表彰では、在学中に学業や課外活動などで顕著な成績を挙げ、他の学生の模範となった卒業生に、連合父母会教育振興賞・校友会表彰・スポーツ表彰の賞状や記念品が授与された。

式典の結びには、各界で活躍する校友3人からのメッセージが会場内のスクリーンに流れ、出席者全員で校歌を斉唱。卒業生たちは、共に学び合った仲間たちとの別れを惜しみつつも、晴れやかな笑顔で会場を後にした。

2016年度 卒業生数

※( )は女子
学部
法学部 828 (272)
商学部 989 (332)
政治経済学部 897 (250)
文学部 711 (361)
理工学部 900 (133)
農学部 563 (278)
経営学部 688 (199)
情報コミュニケーション学部 458 (195)
国際日本学部 350 (222)
総合数理学部 380 (83)
6,764 (2,325)
大学院
(博士前期・博士後期)
前期 後期
法学研究科 22 (3) (2)
商学研究科 23 (14) (2)
政治経済学研究科 42 (14) (2)
経営学研究科 27 (14) (0)
文学研究科 48 (25) (2)
理工学研究科 328 (45) 14 (0)
農学研究科 74 (18) (2)
情報コミュニケーション研究科 12 (9) (0)
教養デザイン研究科 (4) (0)
先端数理科学研究科 (1) (1)
国際日本学研究科 15 (10) (0)
604 (157) 42 (11)
法科大学院
法務研究科 61 (13)
 
専門職大学院
ガバナンス研究科 26 (5)
グローバル・ビジネス研究科 62 (14)
会計専門職研究科 30 (8)
118 (27)
総計 7,589 (2,533)
3月26日現在