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2017年度入学式を挙行 新たに8358人が明大生に



明治大学の2017年度入学式が4月7日、日本武道館(千代田区)で挙行され、満開の桜が咲き誇る中、夢や希望を抱いた8358人(学部生7319人、大学院生1039人)の新入生が、明大生としての第一歩を踏み出した。式典は学部・大学院別に午前・午後の2部制で行われ、いずれも土屋恵一郎学長の告辞、柳谷孝理事長の祝辞、新入生代表による宣誓と続いた。

土屋学長は告辞で、新入生の入学を祝した上で、創立者の一人で初代校長でもある岸本辰雄先生の『明治大学の教育は、服従の教育ではなく、学生自身の欲求に基づく教育である』という言葉を引用。「学生であれ教員であれ、自ら何を学び、研究するのかを考え、その欲求のもとで、自由な学問研究に取り組むことが、創立以来受け継がれてきた明治大学の主張である」と説いた。さらに、「君たちの中にある無限の可能性に気づいてほしい。明治大学は全力で支える」と新入生のさらなる飛躍に期待を込め、激励した。

祝辞に立った柳谷理事長は、「個を磨き、多少のことでは動じない胆力を備えれば、将来の可能性は広がる。そして、本学で培ったことを生かして、国や人種の違いを超えて協調できる世界を希求し、人類と地球環境の調和した未来を創造していくことに寄与してほしい」と新入生への期待を述べた。

続いて、午前の部で辻田梨早さん(経営学部)、午後の部で上村優希菜さん(総合数理学部)が新入生を代表して宣誓。2020年に東京五輪を控え、さらにグローバル化する社会に対し、「次世代を担う私たちに求められるものは何かを追及し、勉学を共にする仲間や、先生方との日々を通じ、私なりの答えを探求していく」(辻田さん)、「4年間でさまざまなことに関心を広げ、幅広い教養を身につけ、専門分野を極めることで、自分の新たな可能性を発見し、『個』を確立することが必要である」(上村さん)と力強く抱負を述べた。最後は全員で校歌を斉唱し、閉式となった。

新入生たちは、これから始まる大学生活への期待に胸を膨らませた様子で会場を後にしていた。

2017年度 入学者数(4月7日現在)

学部
法学部 898
商学部 1056
政治経済学部 1097
文学部 48
理工学部
農学部 532
経営学部
情報コミュニケーション学部 48
国際日本学部
総合数理学部 25
学部計 7319

大学院 前期 後期
法学研究科 18
商学研究科 32
政治経済学研究科 49
経営学研究科 48
文学研究科 57 14
理工学研究科 343 23
農学研究科 75
情報コミュニケーション研究科 15
教養デザイン研究科 11
先端数理科学研究科 111
国際日本学研究科 15
グローバル・ガバナンス研究科
大学院計 774

法科大学院
法務研究科 40

専門職大学院
ガバナンス研究科 28
グローバル・ビジネス研究科 63
会計専門職研究科 48
専門職大学院計 139

総計 8358

新入生を代表して宣誓した辻田さん(左)と上村さん