Go Forward

一般入学試験、就職、資格採用合否など、耳目に触れる母校の指標やランキングには一喜一憂させられる。だからだろうか。今、自分なりに55万人校友の動向を他校と比べ始めている。

創立以来の士業や公職としての業績は予想以上で、社長ランキングも上位を競い合っている。天下に轟くスポーツも、プロ野球史上の選手数はもちろん、監督やコーチの数が最多を誇っていて、他の競技でも栄光に輝いた後もリーダーや指導者として貢献していた。

意外な業界で注目すべきデータもあった。例えば、作曲家が意外なほど数多いる。大御所の古賀政男先生がおられたとはいえ、なぜか専門校をも圧倒していた。作詞家も多い、映画監督や脚本家、作家のランクでも上位に立つ。アナウンサーや気象予報士も一大勢力だ。

さらに、トップ人気のお笑い芸人や漫画家を輩出し続けているのには驚いた。

誰もが天賦の才を実らせてのことだろう。出身大学を問われることも、ひけらかすこともなかったに違いない。だからこそ、母校で学んだ「個を強くする」という本分でたゆまぬ努力を積み重ねてきたように思えてならない。校風、快哉。