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法学部・「比較法研究所」開館記念講演会を開催

山内氏による記念講演 懇親会の冒頭あいさつをする青野覚法学部長

法学部は7月15日、「比較法研究所」開館記念講演会・懇親会を駿河台キャンパス・リバティタワーで開催した。法学部教員をはじめ本学法学研究科出身の研究者や在学生ら約60人が参加して、開館を祝すとともに交流を深めた。

当日は、比較法研究所長の中空壽雅教授の進行のもと、土屋恵一郎学長からのあいさつ、比較法学会理事長である北村一郎氏(東京大学名誉教授)の祝辞に続き、中央大学名誉教授の山内惟介氏による記念講演が行われた。「比較法研究の課題—明治大学法学部付属比較法研究所への期待を込めて—」と題した講演の中で山内氏は、欧州の事例を挙げながら研究所の役割を説き、21世紀のあるべき法律学と比較法学・比較法研究所についても言及するなど、示唆に富んだ有意義な講演となった。

同研究所は、法学部の教員有志の長年にわたる切望により2014年4月に設立。以来、法学研究の理念をさらに前進させ、世界の多様性に開かれた法学研究を推進するため、国内外からの研究員の受け入れや共同研究、セミナーや講演会の開催など、着実に活動を行ってきた。今回の開館記念講演会を契機に、さらなる活性化が期待される。