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明治大×聖マリアンナ医科大 2017年度「共同研究会」を開催

新たな研究シーズを共有

両大学間で始まった共同研究の現状を解説する工藤准教授 ポスターセッションでは明大から9つの研究を紹介

明治大学と聖マリアンナ医科大学(神奈川県川崎市)は7月15日、「共同研究会」を生田キャンパスで開催した。当日は、両大学から研究者ら約70人が集い、研究ニーズ(需要)とシーズ(種)に関する報告会や研究成果を紹介するポスターセッションを通して、双方の研究への理解を深めた。

冒頭、明治大学の久保田寿夫理工学部長、聖マリアンナ医科大学の尾崎承一学長、加藤智啓医学部長からのあいさつに続いて、第一部では共同研究に関する経過報告が行われた。昨年の研究会を契機に開始した共同研究について、理工学部の工藤寛之准教授および聖マリアンナ医科大学の森澤健一郎講師がそれぞれ研究内容を発表した。

第二部は、両大学から9人の研究者が共同研究ニーズおよびシーズに関して報告。明治大学からは、大学院理工学研究科の宮城善一教授による進行の下、加藤和夫理工学部教授、田中幹也理工学部教授、中村孝博農学部准教授、中村和幸総合数理学部准教授がそれぞれ医療現場での応用が期待される4つの研究テーマを紹介した。聖マリアンナ医科大学の研究者から質問が寄せられるなど、高い関心を集めた。

また、第三部では両大学の交流会を兼ね、若手研究者によるポスターセッションを行い、活発な議論が繰り広げられた。

両大学は2013年7月、教育・研究活動の連携の推進を目的とした大学間交流に関する包括協定を締結。以降、教員同士による共同研究も進んでおり、今後もこうした共同研究会などを通して共同研究の発足、発展、推進が期待されている。