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教育開発・支援センター 第2回新任教員研修会

——大学の取り組み、学生対応について理解を深める

熱心に説明に聞き入る新任教員 活発な議論が交わされたグループワーク

教育開発・支援センターは7月15日、駿河台キャンパス・リバティタワーで今年度2回目となる新任教員研修会を開催し、新任教員36人が出席した。この研修は新任の専任教員および特任教員を対象として、本学の教育理念や教員研修(FD)の取り組み、教員としての心構えや、教員自身の自己啓発意欲の向上などを目的に、2003年から継続して実施されているもの。

阿原一志教育開発・支援センター副センター長の進行の下、千田亮吉教育開発・支援センター長からのあいさつで研修はスタート。はじめに小野島真入学センター副センター長が「明治大学の入試概要」について説明し、続いて上野正雄就職キャリアセンター副センター長が「明治大学の就職キャリア教育」について解説。受験生の獲得から学生の送り出しまで、本学の一連の施策について紹介した。

休憩を挟み後半は、明治大学人権教育・啓発専門委員会と共催で「人権講演会」を開催。ハラスメント対策コンサルタントの樋口ユミ氏が「キャンパス・ハラスメントについて」、伊藤直樹文学部教授が「心の病を抱えた学生の理解と対応」をテーマに講演を行った。樋口氏は、「ハラスメント認識度チェックリスト」を活用したグループワークを取り入れ、「指導方法に悩んだら一人で抱えこまず周りに相談を」「無意識のハラスメントがほとんど。振り返り・立ち返りを大切に」と訴えかけ、臨床心理士でもある伊藤教授は、ここ数年で急激に増加している学生相談の現状・特徴や、実際にあった事例を取り上げて学生対応の留意点を解説しながら、「できるだけたくさんの情報を集め、時間をかけて解決を目指すことが重要」と呼びかけた。

参加した新任教員からは「入試制度や就活への取り組みが明確になり今後の参考になった」「ハラスメントや学生相談に関する事例紹介は自身の経験と共有でき非常に役立った」といった感想が聞かれ、研修内容について理解を深めた様子だった。