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北京大ら中国の大学生61人が明大に来訪

国際日本学部で模擬授業、米沢嘉博記念図書館を見学

日本の漫画の魅力にせまった宮本准教授による模擬授業

日中国交正常化45周年として外務省が推進する「日中植林・植樹国際連帯事業」の「日中青少年等交流事業」の一環で、北京大学、国際関係学院、北京第二外国語学院の大学生が7月11日、明治大学に来訪し、国際日本学部での模擬授業の体験や米沢嘉博記念図書館を見学した。

今回来訪したのは北京大学で漫画サークルに所属する学生と、国際関係学院、北京第二外国語学院で日本語を学ぶ大学生61人。初めに訪れた中野キャンパスでは、国際日本学部の横田雅弘学部長からの歓迎を受けた後、日本漫画史やアニメーション文化論が専門の宮本大人准教授による「SLAM DUNK(スラムダンク)を読み解く—日本のスポーツ漫画史の中で—」と題した模擬授業が行われた。受講した大学生のほとんどがアニメや本などで同作品を認知しており、戦後の日本漫画において顕著な発展を魅せたジャンルの「スポーツ」、そのスポーツ漫画史上きわめて重要な作品と位置付けた宮本准教授の解説に熱心に聞き入り、終了後も多数質問が寄せられた。

続いて一行は、駿河台キャンパスに移動。土屋恵一郎学長と日本政府から萩生田光一内閣官房副長官(1987年商学部卒業)が出迎えた。あいさつで土屋学長は、北京大学内に設置された「明治大学マンガ図書館閲覧室」を紹介しながら明治大学への来訪を歓迎し、萩生田官房副長官は今回の来訪を契機とした日中関係の発展および文化交流に期待を寄せた。

その後、森川嘉一郎国際日本学部准教授の案内の下、米沢嘉博記念図書館を見学。学生たちは、間近で見る日本の漫画や企画展示に興味津々の様子だった。

土屋学長、萩生田官房副長官を囲み全員で記念撮影