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鳥取市「地方創生ストリートミーティング」に明大生7人が参加

鳥取の地方創生について積極的に発言する学生たち

創立者・岸本辰雄の出身地の縁で明治大学と連携協定を結ぶ鳥取市が7月11日、市長と若者との対話を通して地方創生について考える「地方創生ストリートミーティング(首都圏若者編)」を、駿河台キャンパス・アカデミーコモンで開催。明治大学、東京農業大学に通い鳥取に縁のある学生9人が参加し、深澤義彦市長とともに故郷の活性化に向けて議論を展開した。

鳥取市は、人口減少克服のカギとなる若者の声に耳を傾け、若い世代が安心して暮らせるまちづくりを目指し、昨年から「ストリートミーティング」を開始。子育て世代や働く女性、新規就農者など幅広い分野で活躍する若者と市長との間で対話を行っており、今回は県外に進学している若者の声を聞くため東京と大阪で実施された。

当日は、“若い鳥取県応援団”団長の辻堅太郎氏(元鳥取市若者会議副会長)の進行の下、鳥取市、米子市、倉吉市、八頭郡の出身者と、「創立者のふるさと活動隊」として昨年鳥取を訪れた学生が、改めて実感することのできる鳥取の魅力について意見交換。「人が優しく、思いやりがある」「自然豊かで水・食べ物がおいしい」といった声はもちろん、「東京に鳥取の魅力が十分に伝わっていない」といった声も聞かれた。

また、Uターン就職など将来を見据えたテーマに話題が及ぶと、「東京で得た自分の経験を鳥取の若者に伝えたい」「起業など新しいことを始めるには鳥取は魅力」「農業に従事しながら次の展開も考えたい」といった前向きな意見が出る一方で、「若者の活動を後押しする存在が必要」といった課題も共有した。

ミーティングを終えて深澤市長は、「今日のさまざまな議論を今後の市政に生かしていきたい」とし、「引き続き、東京在住の鳥取の仲間である皆さんの発信力で応援してほしい」と呼びかけた。