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高校生のための先端数理科学見学会

模型や動画を多用し錯覚の仕組みを解説する杉原特任教授

明治大学先端数理科学インスティテュート(MIMS)、大学院先端数理科学研究科現象数理学専攻、総合数理学部現象数理学科は8月9日、東京都高等学校数学教育研究会との共催で「高校生のための先端数理科学見学会~現象数理学への誘い~」を中野キャンパスで開催した。

この見学会は、数学と身近な生活との関わりや、数学を応用した面白い取り組み・実験などについて、大学教員が最先端の研究事例を基に解説するもので、今年で5回目の開催となる。

プログラムは、「錯覚の仕組みがなぜ数学でわかるの?-視覚の数理モデリングという方法-」(杉原厚吉研究・知財戦略機構特任教授)、「NHK凄ワザ“最強の帽子開発”の勝利に貢献した折紙工学&計算科学」(萩原一郎研究・知財戦略機構特任教授)、「アクチュアリーとリスクの数理」(松山直樹総合数理学部教授)、「微生物集団によるパターン形成の数理」(末松信彦総合数理学部准教授)、「社会と人間を理解する統計学-マーケティングと音楽への応用を通じて-」(中村和幸総合数理学部准教授)の5テーマ。さまざまな角度から、数理科学への理解を深められる内容となった。