Go Forward

“Back to School” この時期、アメリカやヨーロッパの書店や文房具店でよく目にするフレーズ、要は「新学期セール」である。欧米諸国の大学では、9月から10月に新学年が始まり、翌年の5月か6月までの2学期制(または3学期制、4学期制)をとることが多い。

つまり6月から8月までが「夏休み」なのであるが、多くの大学とくに世界レベルの大学は、サマースクールを開講する。本学からもこの夏、カリフォルニア大学やスタンフォード大学などに数十人の学生が留学した。

本学は2017年度から2学期4ターム制を導入しているが、その大きな理由は、学生がより海外留学に挑戦しやすい環境を整えるためであった。

とはいえ、春学期の前半で単位を取得し、後半の6月から海外留学できる仕組みは、未だ整備の途上と言わざるを得ない。

ひところは大学の秋入学が検討された。学生・教職員の国際的なモビリティを高め、ワールドクラスの教育・研究を推進するためには、学年の始めは春でも秋でもかまわないのだが、「夏休み」の時期を合わせることが、実は重要なことである。