株式会社インターブレインズ 代表取締役 平渡 淳一

日本を元気にする”という壮大な計画。
仲間がいるから必ず叶えられる

数多くの業態に触れてきた経験を生かした飲食店のコンサルティングを軸に、直営店の運営も進め、2013年までに全国100店舗展開を予定。順調に成長を続ける企業を率いる平渡淳一さんのビジョンに、多くの人が賛同し集まっている。いったいどんな未来を描いているというのか。

起業を決意した海外留学

大学生のうちに留学する。理由は将来的に英語を話せたほうがいいと、とてもシンプルなものでした。留学資金を貯めるために塾講師など色々なバイトをして、なんとか3年間で200万円を貯めました。それを元に、トロントとバンクーバーへ。現地では、純粋に英語を勉強したいという一心で、生活を切り詰めてがんばったんですが、結局1年もいられませんでした。資金が尽きてしまって。でも周りの日本人を見て、本当にショックを受けたんです。もちろん親が、なのですがみんなお金持ち。当たり前のように車を持っていて、しょっちゅう旅行に行って。いやらしい話に聞こえちゃうかもしれないけど、結局自分のしたいことを実現するには、まずはお金なのだと思い知らされました。留学先で出会った苦労知らずの人たちに負けたくないという思いも、起業の原点になっています。

30歳をひとつの区切りにして

とにかく30歳で一人前になりたいという、漠然としたイメージを持っていました。新卒時、大手銀行に内定が決まっていましたが、支店長になるには20〜25年程度かかる事を知って断ったんです。親も含めて「お前はバカか!」と散々言われましたが、僕にとっては自己実現のほうが大切だったんです。起業までは決して順調ではありませんでした。28歳のときに雇われ社長を引き受けたんですが、前社長時の失敗の影響で差し押さえにあうなど、本当に大変でした。それでも2年で売り上げを3倍にしてから今の会社を立ち上げたんです。

一緒に日本を元気にしよう

起業してから、一番辛かったのはスタッフが自分1人になったことかな。1人で大変だったというわけではなく、嬉しいときにそれを共有する人が1人もいないという状況が寂しかった。今は「日本を元気にする」という会社のビジョンに対してたくさんの賛同者が集まってくれています。居酒屋という1人3000円程で元気になれる場所を通して、全国民を元気にする。壮大な夢ですが、同じビジョンを共有するスタッフとなら、必ず実現できるはず。またこれからの日本を元気にするには、志の高い人材がどんどん活躍することが大切です。そのためのバックアップを全力でしていきたいと考えています。


Profile of Junichi Hirawatari

明治大学卒業後、株式会社ベンチャー・リンクで新規事業の立ち上げを経験するなどし、28歳で株式会社エスピーエムの代表取締役に就任。30歳の時に自己資金250万円で株式会社インターブレインズを設立し、代表取締役に就任。現在に至る。1971年生まれ。埼玉県出身。

Corporate profile
株式会社インターブレインズ
新規出店や不振店再生など外食企業に対する事業拡大コンサルティングや、「元祖鶏ちゃん焼の店ねじべえ」「とうがらし料理 赤ちり亭」のフランチャイズ(ライセンス)本部の運営を行う一方、直営店も手がける。

〒144-0051 東京都大田区西蒲田7-35-1 宝栄ビル7階
TEL 03-5714-2882 FAX 03-3734-2330
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明治大学広報
雑誌 明治
meijin Vol.1

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