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天童市との連携・協力に関する協定を締結しました

2010年12月20日
明治大学

関係者らが見守るなか協定書に調印がなされた関係者らが見守るなか協定書に調印がなされた

固い握手を交わす納谷学長(右)と山本市長固い握手を交わす納谷学長(右)と山本市長

宮城浩蔵賞受賞者のスピーチの模様宮城浩蔵賞受賞者のスピーチの模様

 明治大学と山形県天童市は2010年12月16日、地域社会への貢献と人材育成等を目的に、教育,文化・スポーツ,産業,地域活性化等の分野で相互交流、連携事業を実施するため、連携・協力に関する協定を締結しました。

 天童市は明治大学創立者のひとり、宮城浩蔵先生の生誕地です。
 2002年の宮城浩蔵先生生誕150周年をきっかけに、天童市立資料館に宮城浩蔵先生の胸像が建立されると、さらに同市の優秀な中学生を表彰する「宮城浩蔵賞」の創設、2009年度からは明治大学・天童市連携講座を開講するなど教育連携を重ね、今回の協定締結に至ったものです。

 調印式典は市内の天童ホテルで行われ、本学からは納谷廣美学長,福宮賢一副学長・社会連携機構長兼地域連携推進センター長らが出席、天童市からは山本信治市長,土屋山形県議会議員,伊藤天童市議会議長,押野天童商工会議所会頭のほか、市立小中学校長などが出席しました。さらに本学校友会山形県支部・天童地域支部,山形県父母会役職者を迎え、120名を超える出席者が見守る中、盛大に執り行われました。

 調印後のあいさつでは、山本市長が「明大の知的財産、人的ネットワークによって市の活性化を具体的に進めると同時に、明大の発展のために積極的に協力したい」と語ると、納谷学長から「明治大学の創立者が示した教育理念は、生みの親や郷土が育んだ個を尊重し、郷土の誇りを胸に世界に羽ばたく人材を育成することにある。本学生みの親の郷土であるこの天童の地域のため、お互いが高めあう連携をより一層進めたい」と応えました。

 締結式に続いて、学業,スポーツ,生徒会活動などで優秀な中学生を表彰する「宮城浩蔵賞」の2010年度受賞者4名のスピーチが行われ、国際社会に役立つ人間となるため高い志をもって小さな歩みを進めたい、との格調高いスピーチに、会場は爽やかな感動に包まれました。

 今後は、生涯学習講座の継続的な実施に加え、農業や商工業,観光振興など産業分野での連携や、明治大学の体育会などとの交流や文化部公演の招致など、本学学生と天童市民とのさまざまな交流が計画されています。

社会連携機構の設置について
 本学は、社会連携を教育・研究と並んで推進すべく2010年11月、「社会連携機構」を、また機構のもとに「地域連携推進センター」を設置しました。
 今後とも、教育・研究,あるいは課外教育などとも密接に連携しながら、社会に開かれた大学を目指して全学一丸となって取り組むと同時に、皆さまのご理解・ご協力をお願いする次第です。