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2011年度卒業式を挙行しました

2012年03月26日
明治大学

2年ぶりに武道館で行われた卒業式2年ぶりに武道館で行われた卒業式

国際日本学部から初の卒業生275名が巣立つ国際日本学部から初の卒業生275名が巣立つ

答辞を述べる農学部・秋山さん(午前の部)答辞を述べる農学部・秋山さん(午前の部)

答辞を述べる経営学部・齋藤さん(午後の部)答辞を述べる経営学部・齋藤さん(午後の部)

 2011年度明治大学卒業式が2012年3月26日、日本武道館(東京都千代田区)で挙行され、7,668名(学部6,545名、大学院1,123名)が晴れの日を迎えました。

 このたびの卒業式では国際日本学部から初めての卒業生が巣立つこともあり、昨年の東日本大震災の影響で2年ぶりとなった武道館での式典には、役員・役職者など大学関係者をはじめ、多くの父母・保護者らが参列。晴れやかな初春の陽光とともに若者たちの新たな門出を祝福しました。

 卒業生に向けて告辞を述べた納谷廣美学長は、本学名誉博士のシモーヌ・ヴェイユ氏が2011年11月の創立130周年記念式典に寄せたメッセージの中から「勇気の背後には必ず希望が存在している」という言葉を挙げ、「長い人生において、数多くの難局に遭遇し、ときに傷つき、安息を求めることもあるだろう。しかし、いかなるときも希望を持ち続ければ乗り越えられる。そして、何があっても『前へ』の心構えを。前進すれば必ず新しい局面が現れる」と、卒業生らを力強く激励しました。

 引き続き長堀守弘理事長が祝辞に立ち、「明治大学を卒業したことに自信と誇りを持って母校を巣立ってほしい」と呼びかけるとともに、「本学が創立150周年を迎えるまでに、卒業生の中からノーベル賞受賞者が出てくれれば。また、卒業した後も終生、明治大学と密接な関係を継続してほしい」とし、校友となる卒業生の今後の活躍と交流に大きな期待を寄せました。

 卒業生を代表しての答辞には、午前の部は農学部の秋山遼さんが、午後の部は経営学部の齋藤優佳さんが臨みました。
 秋山さんは、「ともに汗を流した仲間は生涯の友となった。また、有意義な学生生活の中で、どんなときも『前へ』の精神で前進することを学び、志を持って努力した時間は大切な財産」と感慨を込めてこの4年間を振り返りました。
 齋藤さんは、「『個』とは自分だけで磨くのではなく、まわりとの関わりの中で磨かれるもの。明治大学で培った『個』を活かして、被災地の復興や日本の再生のために尽力したい」と今後の決意を語り、ともに教職員・保護者への感謝で辞を結びました。

 続く学生表彰では、連合父母会教育振興賞,校友会表彰,スポーツ表彰の代表者に賞状が贈られました。
 特にスポーツ表彰では、ロンドン五輪に向けた世界での活躍を期して、体育会柔道部の商学部・海老沼匡さん(午前の部)、体育会競走部の経営学部・鎧坂哲哉さん(午後の部)が代表者として賞状を受け取ると、会場は大いに盛り上がりました。

 式典の締めくくりは、明治大学交響楽団の伴奏と、グリークラブ,混声合唱団のリードにより参列者全員が明治大学校歌を斉唱し、2011年度卒業式は盛会のうちに閉幕となりました。