2015年度卒業式が3月26日、東京・千代田区の日本武道館で挙行され、卒業生7283人(学部6404人、大学院879人)が、それぞれの志を胸に新たな一歩を踏み出しました。
式典は、学部・大学院別に午前・午後の2部制で行われ、福宮賢一学長が各学部・大学院の代表者へ学位記を授与。「3人の創立者の『青雲の志』は、135年の時を経てなお、激動の社会に飛び込む皆さんに受け継がれている。明治らしい先取の気概を持って、力強い一歩を踏み出してほしい」と言葉を贈り、新たな世界に進む卒業生を後押ししました。
続く祝辞で日髙憲三理事長は「挑戦をあきらめず、失敗を恐れず、明日からも強い信念と勇気をもって『前へ
』と踏み出してほしい」。向殿政男校友会長は「明治大学の建学の精神を胸に、未来に挑戦し、新しい世界を作ってほしい」と、それぞれ卒業生を激励しました。
卒業生の答辞には、午前の部は農学部の斉藤真苗さんが、午後の部は商学部の野田幸子さんが代表して登壇。斉藤さんは「これまで明治大学で培ってきた泥臭くも美しい『個』の姿勢をもって、新たなステージに立ち向かってゆく」、野田さんは「明治大学で学んだことを生かし、考え、これからの社会を作り上げていけるよう、努力を重ねていく」と決意を述べました。
その後の学生表彰では、在学中に学業や課外活動などで顕著な成績をあげ、他の学生の模範となった学生が表彰され、連合父母会教育振興賞、校友会表彰、スポーツ表彰の受賞者に表彰状が授与されました。
式典の結びには、社会で活躍する卒業生からのメッセージが会場内のスクリーンに流れ、参列者全員で校歌を斉唱。袴やスーツに身を包んだ卒業生たちは、友人や恩師との別れを惜しみながら、新たな人生に向けて会場を後にしました。