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向殿政男名誉教授(校友会長)が「安全功労者内閣総理大臣表彰」を受賞

2015年07月06日
明治大学 広報課

表彰後、安倍首相と握手を交わす向殿名誉教授表彰後、安倍首相と握手を交わす向殿名誉教授

官邸にて、妻・晴美さんとともに官邸にて、妻・晴美さんとともに

日本の安全学のエキスパートである向殿政男名誉教授(校友会長)が、平成27年「安全功労者内閣総理大臣表彰」を受賞しました。「国民安全の日」の7月1日、総理大臣官邸にて表彰式が行われ、向殿名誉教授は安倍晋三首相から表彰状を授与されました。

本表彰は、産業安全や交通安全などの分野で、国民の安全確保に顕著な功績を挙げた者を表彰するものです。向殿名誉教授は、経済産業省消費経済審議会製品安全部会長、製品安全対策優良企業表彰審査委員長などを歴任し、あらゆる分野の製品安全に関する制度・規格の制定に尽力するなど、日本の製品安全の向上に多大な貢献をした功績が認められました。

表彰式では、「交通安全」「学校安全」「産業安全」「火災予防」の各分野別に、代表者に対して安倍首相から表彰状が直接手渡され、向殿名誉教授は「産業安全」の受賞者を代表して表彰状を受け取りました。

安倍首相は授与後のあいさつで、受賞者のこれまでの尽力に感謝を述べた上で、交通事故は減少傾向にあるものの、国内では不慮の事故で年間4万人が死亡していることに言及。「皆様には引き続き、安全についての啓発活動や、なお一層のご活躍をお願いしたい」と、今後のさらなる協力を要請しました。

安全学の確立に向けて  名誉教授・校友会長 向殿 政男

私の安全関係の研究は、大学院生の頃の鉄道信号の安全研究から始まりました。その後、情報科学の教育・研究や学内外の仕事の傍ら、ライフワークとして製品安全、機械安全、労働安全などの分野の仕事や各種の事故調査を続けてきました。
社会に貢献する研究と仕事をしたいと思って、好きなことを愚直に続けてきたことが、ここへ来て内閣総理大臣表彰という光栄に浴し、大変幸せな人生です。明治大学関係者、安全関係の諸機関や仲間のご支援のお陰です。深く感謝申し上げます。
これからも、社会の安全、安心のために、安全学という総合的な安全の学問の確立に向けて、細々ではありますが、努力していきたいと思います。