明治大学・神奈川県・川崎市の3者による、かわさきの伝統野菜である「のらぼう菜」についての品質特性解明と栽培技術確立を目的とした共同研究の成果報告を、2月28日に川崎市役所にて実施いたします。
これは、平成27年度から3年間実施している共同研究となり、今年度が最終年度となることから、その成果について市長に報告を行います。あわせて、のらぼう菜の栽培が盛んな川崎市菅地区の菅のらぼう保存会から採れたての「のらぼう菜」を市長に贈呈します。
明治大学の研究成果の取り組みをぜひ取材いただき、お取り上げいただきますようよろしくお願いいたします。
「のらぼう菜」に関する共同研究の成果報告会
日時 |
2月28日(水)13:30~13:50 |
場所 |
川崎市役所 第3庁舎6階 市長応接室 |
内容 |
「のらぼう菜」に関する共同研究の成果報告および贈呈 (1)報告者 明治大学副学長 竹本田持/神奈川県農業技術センター 所長 菊池雅美 氏 他 (2)贈呈者 菅のらぼう保存会 会長 髙橋孝次 氏 |
のらぼう菜の共同研究について
のらぼう菜は、川崎市の菅地区で古くから自家用に栽培されている野菜で、花蕾及び茎葉を茄でて食用とし、茄で上がりの鮮やかな緑色と甘みが特徴です。
のらぼう菜の共同研究では、栄養分析や食感などの機能性評価、栽培条件・方法の違いによる生育・収量への影響について研究を行い、菅ののらぼう菜は優良な系統が多いこと、栽培方法においては摘心(新しく伸びてくる茎・枝をつみ取ること)の時期・方法により品質に違いが生じること、収穫時期により内容成分が変化すること、などが明らかになりました。このような成果を踏まえ、のらぼう菜の高品質化と普及を図るため、栽培マニュアルを作成しました。