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法務研究科
(法科大学院)

2015年度カリキュラム改正について

2014年07月08日
明治大学

 法科大学院では,2015年度入学者からカリキュラムを更に充実させることとしました。
 今回のカリキュラム改正は,法曹有資格者を目指す者にとって必須とされる力量を培うために,教育効果を一層高める観点から,科目名,単位数,開講期を見直すとともに,旧科目を分割してそれらの内容に即した新科目を開講するというものです。
 

1 商法関係(必修化,科目名変更,科目の分割,開講期変更)

  従来,法学未修者コースにおいて必修科目としていた「商法Ⅰ」(2単位),「商法Ⅱ」(4単位)を法学既修者コースにおいても必修科目とします。
 また,次表のとおり
,科目名変更,科目の分割及び開講期の変更を行います。

  なお,2年次春学期に開講していた「商法演習」を3年次春学期の開講とします。

旧科目名(2014年度以前入学者)   新科目名(2015年度以降入学者)
「商法Ⅰ」(2単位・1年次春学期) 「商法・手形法」(2単位・3年次春学期)
「商法Ⅱ」(4単位・1年次秋学期) 「会社法Ⅰ」(2単位・2年次春学期)
「会社法Ⅱ」(2単位・2年次秋学期)

 

2 民事訴訟法関係(科目の分割,開講期変更)

  次表のとおり,法学既修者コース,法学未修者コースとも必修科目である「民事訴訟法」(4単位・2年次春学期)を「民事訴訟法Ⅰ」(2単位・2年次春学期)と「民事訴訟法Ⅱ」(2単位・2年次秋学期)に分割して開講します。

  また,2年次秋学期に開講していた「民事訴訟法演習」を3年次春学期の開講とします。

旧科目名(2014年度以前入学者)   新科目名(2015年度以降入学者)
「民事訴訟法」(4単位・2年次春学期) 「民事訴訟法Ⅰ」(2単位・2年次春学期)
「民事訴訟法Ⅱ」(2単位・2年次秋学期)

 

  3 行政法関係(必修化,科目名変更,開講期変更)

次表のとおり,選択科目である「行政法基礎1」及び「行政法基礎2」を「行政法総論」として一本化した上,必修科目とします。併せて,「行政法応用」を「行政救済法」に科目名を変更します。

また,2年次秋学期に開講していた「行政法演習」を3年次春学期の開講とします。

旧科目名(2014年度以前入学者)   新科目名(2015年度以降入学者)
「行政法基礎1」(2単位・1年次春学期) 「行政法総論」(2単位・2年次春学期)
「行政法基礎2」(1単位・2年次春学期)
「行政法応用」(2単位・未修者1年次秋学期,既修者2年次春学期) 「行政救済法」(2単位・2年次秋学期)

 

4 「展開演習」科目の選択必修化

  3年次における法律基本科目群の学修の総仕上げとして,とりわけ問題発見能力,問題解決能力及び論述表現能力をブラッシュアップするため,「展開演習」(憲法A~H,行政法A~H,民法A~N,商法A~J,民事訴訟法A~J,刑法A~L及び刑事訴訟法A~J)を選択必修科目に改めます。
 

5 履修上限単位数・修了要件単位数等の改正
 履修上限単位数・修了要件単位数等について,次のとおり改正します。 



(1)第2年次の履修上限単位数について,現行の「36単位」から「法学未修者コースは36単位,法学既修者コースは42単位」に,第3年次の同単位数について,現行の「40単位」から「44単位」に,それぞれ改めます。

 (2)修了に必要な単位数を「93単位」から「101単位」に改めます。

 (3)必修科目の修得単位数を「60単位」から「62単位」に改めます。

 (4)選択必修科目の修得単位数について,法律基本科目群の公法系,民事系及び刑事系の展開演習科目からそれぞれ2単位,計6単位以上を修得することとします。