2008年 嬬恋村プロジェクト パネル展示

嬬恋村の受講生の方15名が バスで明治大学を訪れ、アカデミーコモン1階の展示スペースにて 展示を行いました。嬬恋村役場政策推進課からも、滝沢課長、橋詰企画係長、久保主査が来てくださいました。




貸し切りバスで嬬恋村を7時に出発されたみなさんは、予定通り11:30頃明治大学駿河台キャンパスに到着しました。
まずは、リバティタワーの前で記念撮影です。

23階の岸本辰雄記念ホールを見学後、17階のスカイラウンジ暁(学生食堂)で昼食をとりました。



その後、1時からの講義までの間、明治大学の博物館を見学。
嬬恋村の方たちは、珍しい展示品の前に立ち止まっては、熱心に談義を交わしていました。

 




1時からは 水野先生の講義です。
水野ゼミの学生さんからのアンケートにも活発な意見が飛び交い、嬬恋村プロジェクトの今後についても、熱い論議が交わされました。
 


 



1階に下りて、いよいよ展示です。
今回のテーマは『ことしの嬬恋は、あなたから語ってください』です。
たくさんの写真やポスターが並び、方言の展示では 嬬恋村の方言=英語表記=意味(日本語)という表示方法で、工夫を凝らしたものになっていました。詳しくは こちら⇒

上新粉で作ったまゆ玉は、色とりどりでとてもきれいでした。…しかも とても美味しいのです。展示中に一ついただいて感動したので、思わず作り方を聞いてしましました。保存のために入れる砂糖のほんのりとした甘さ加減が美味しさの秘訣でしょうか?
嬬恋村では 1月15日のどんど焼きの日に 子供たちがこれを持って行き、やぐらを作るのだそうです。
焼いて食べるとさらに美味しそうですね。
又、子供が書初めを親戚の家などに持って行き飾り、書初めを持って行くとお年玉がもらえる…という習慣があるそうです。
近年よく言われている、地域交流や、お年寄りと子供の交流などに大変有意義な習慣だと思います。
最近では 嬬恋村でも少なくなってきているそうですが、全国に広げていきたい素晴らしい習慣だと思いました。

 


 


可愛いキャベツの苗も 嬬恋村から来てくれました。
展示中の水やりは 岡部(明治大学エクステンショングループ)の当番に決まりました。
展示終了後は自宅に持ち帰り、頑張って育てます。(嬬恋村の皆さん、ご指導よろしくお願いします)




同時進行で、女性の方たちがクロコを調理してくださいました。
展示場の向かいにある カフェパンセの厨房をお借りしました。パンセさん、ご協力いただき ありがとうございました。
慣れない場所だというのに、皆さん、とても手際よく調理していました。…さすが主婦の皆さんです。

 
クロコにそば粉と味噌とねぎを混ぜ合わせて油で揚げたものをごちそうになりました。
素朴な味ともちもちとした歯ごたえが美味しかったです。

 

こちらは、片栗粉で作った皮に 味噌とゴマを混ぜたものを巻き込んだクレープのようなものです。
食べやすい形状で、味噌の甘辛さ加減が美味しかったです。
クロコについて 詳しくは こちら⇒



無事、展示を終えたあとは、神田にある『なごみま鮮果』と『ふれあい神田市場』を見学に行きました。

 

 

楽しくお土産を購入しながらも、「もっといい店舗にするにはどうしたら良いか?」という意見が飛び交いました。
水野先生からも 「この店をよくする案を考えておいて下さい」という宿題が出されました。
たくさん並んだ嬬恋村の野菜たちのためにも、店舗企画グループの方を中心に、素晴らしい企画が出来ることを期待しています。




嬬恋村の方たちは みなさん本当に明るくて元気で、お会いするたびパワーをいただいています。
農業について…というか、いつも不作な我が家の小さな家庭菜園のために色々質問させていただいています。
嬬恋村の方は毎回丁寧に答えて下さるので、こちらの方がすっかり『学び直し』ですね。…農業は本当に奥が深いです。

お迎えした時と同じ リバティタワーの前で 嬬恋村に向かうバスを見送りました。
皆さんが 笑顔で手を振ってくださり、とても嬉しかったです。嬬恋村を又好きになった1日でした。
皆さん、本当にお疲れさまでした。ありがとうございます。