2008年1月17日(木)嬬恋村にて対面講義を行ないました



この冬一番の寒さだったこの日、嬬恋村にて、大友 純 明治大学商学部教授の講義が行われました。

この日は、東京もかなり寒く、嬬恋村は−7℃と聞いていたため、大友先生と岡部(明治大学エクステンショングループ)は、滅多に体験できない氷点下の寒さに備え、ブーツ、コート、マフラー…と重装備で嬬恋村に向かいました。

ところが 軽井沢駅に到着して ホームに降り立った時の感想
「…意外と寒くないですね。」

軽井沢駅で、東京に出張されていた嬬恋村役場政策推進課の滝沢課長と合流し、駅まで向かえに来てくださった政策推進課の久保主査の車で 嬬恋村へと向かいました。
車中、「あまり寒くないですね」という話をしましたら、久保氏より「え?今日は寒いですよ!」とのお言葉…
確かに雪は少ないそうですが、寒さはやはり今年一番とのこと…
前回、早田先生と訪れた時、本当に寒かった記憶があったのですが、もっと寒い筈の今日はあまり寒く感じません。
大友先生と その謎を共有しつつ、確かに雪の少ない景色を眺めているうちに 車は嬬恋村役場に到着しました。




到着してすぐ、熊川村長にお会いすることができました。
嬬恋村の「ブランド作り」について、お話が盛り上がりました。。
話の主役は、やはり 日本一の生産量を誇る嬬恋村の『キャベツ』でした。




 

講義の前に、受講生のみなさんが、昨日の展示の際に作ってくださった料理を 再度作ってくださいました。
大友先生は 昨日は授業などで忙しく、展示会場での試食ができなかったため、「大友先生にも食べてもらおう」と企画してくださったようです。

焼きたての味噌入りクレープは、とてもおいしく、「縁日やイベントなどでは売れそうだね」というお話も出ました。


 

お腹もいっぱいになったところで、いよいよ講義のはじまりです。
本日のテーマは「ブランドについて」
「シンポジウムの時、大友先生のお話がとっても楽しかったので今日も楽しみ」という声がたくさん聞かれましたが、大友先生のお話は パワーもあって毎回本当に楽しいです。
今回は 先生から配布された解答用紙があり、講座を聞きながら、その用紙に答えを記入していく形式でした。
みなさん、熱心に耳を傾けながらペンを動かしていました。

 
  


ブランド作りに大切なこととして 「常に相手の立場を考える」というお話がありましたが、これは、普段の生活の中でもとても大切なことですね。
大喝采の中、大友先生の講義が終了しました。



講義終了後、短い時間でしたが嬬恋村の方たちとお話をする機会があったので、私が、ずっと気になっていたことを伺ってみました。

「あの…キャベツって何種類位あるんですか?」
「30種類です。…あ、嬬恋村で作ってるキャベツだけで ですよ?」
「ええっ?30種類〜〜?」

…びっくりでした。お店で見るとキャベツは「キャベツ」としか書いてないですよね?
中には、『初恋』なんていう可愛い名前のキャベツもあるそうです。
今回 嬬恋村での 私的トップニュースはこのお話でした。

そうそう、行きがけからの謎だった「あまり寒くない」ですが、受講生の方々に聞いても 皆さん「今日は寒いよ」とのお答えでした。
そういえば、顔や手に当たる風は かなり冷たい気が…
結局、大友先生と二人で、『すごく寒い』という心構えで来たら 案外平気なのかもしれませんね…という結論に達しました。…もちろん、寒さ対策の重装備はかなりきいていたとは思いますが、それよりも気持ちの問題な気がしました。『病は気から』と言いますが、『寒さも気から』…ということでしょうか。



帰りがけに見た浅間山は 白い雪と少し暗くなり始めた空とが相俟って 神秘的な雰囲気でした。
久保氏が 軽井沢まで送ってくださり、無事帰路につくことができました。
今回も温かく迎えてくださった嬬恋村の方々 ありがとうございました。
次は2月ですが、雪が沢山積もっているでしょうか?『案外寒くない』などと油断していると、次回は寒くてたまらないかもしれませんね。
なにはともあれ嬬恋村の方に又お会いできるのが楽しみです。