2008年2月3日 嬬恋村にて 第2回実行委員会とプレ報告会を行ないました


プロジェクトもいよいよ終盤、嬬恋村プロジェクトに携わった先生方全員、評価委員の方々、事務局、総勢11名で嬬恋村を訪れ、第2回実行委員会と、受講生の皆さんによるプレ報告会を行ないました。




新幹線乗り場での待ち合わせでしたが 誰もが口にしていたのは「まさか 雪になるとは…」
嬬恋村のことではありません。東京が…です。
なんと この日は前日の夜から雪で、都心でも数センチ積もるというという珍しい日に当たってしまいました。。
雪に弱い都心ですので、交通機関の不通などを懸念しましたが、東京駅集合組も、途中から乗車の方も、そして新幹線も特に問題なく、全員無事に 軽井沢駅に到着することができました。


軽井沢駅前
さすが本場…という感じで 東京の雪とは 量も白さも違います。
向かって左:瀬志本さん(評価委員) 右:大友先生
長野出身の瀬志本さんのお話によると、この辺にこんなに雪が積もることは珍しいそうです。

…お二人とも寒そうです。


いつものように 嬬恋村役場政策推進課の方が迎えに来てくださいました。
今回は 人数が多いため 車も2台出していただきました。(久保さん、山崎さん、大変な雪の中ありがとうございました)

車内からの風景
正直、怖いくらい雪が降っていましたが、久保さんも山崎さんもさすが地元の方です。雪対応の素晴らしいドライビングテクニックで車を進めていきます。
標識がなければどこまでが道か分かりません…
都心の道路では絶対に見られない風景です。

雪の降りしきる 嬬恋村役場前で記念撮影



第2回実行委員会

参加者

実行委員
水野 勝之(委員長)  明治大学商学部教授・地域経営論
熊川 栄 嬬恋村長
武藤 洋一 上毛新聞社取締役論説委員長
ア 章浩 明治大学経営学部教授管理会計
大友 純 明治大学商学部教授・ブランドマーケティング
竹本 田持 明治大学農学部教授農業マネジメント論
早田 保義 明治大学農学部教授野菜園芸学
池田 敬 明治大学農学部准教授生産システム学
評価委員
瀬志本 明 新日本無線(株)汎用IC事業部長兼IC事業開拓部長 取締役
熊野 正也 大妻女子大学等非常勤講師
大川 和夫 LA会員[リバティアカデミー・マスター☆☆ダブル(リベラルアーツ)]
事務局
杉浦 哲也 明治大学社会連携事務室エクステンショングループ
岡部 理恵 明治大学社会連携事務室エクステンショングループ



実行委員会の前に 昼食です
今回のお弁当は 受講生の方で、ペンション経営をされている飯田さんが作ってくださいました。。
シンポジウムでも話が出ていた地産地消ということで、主に嬬恋村の食材を使ったおかずを作ってくださいました。おいしくいただきました。ごちそうさまです。


    



お忙しい中、熊川村長も出席いただき、第2回実行委員会を開催しました。
事務局杉浦から これまでに行った講座、受講生が作った“嬬恋アグリカレッジ”教本についてなどを紹介した後、水野先生から、NPO「好きです嬬恋会」の定款と活動内容案の説明が行われました。



色々な意見が出されましたが、熊川村長の「是非 スピーディに進めていただきたい」というお言葉で、本日の講義の際に、受講生のみなさんに承認を取り、正式に発足する方針で固まりました。




プレ報告会


実行委員会に引き続き、熊川村長にも参加いただき、受講生のみなさまも 雪が降りしきる中15名の方が集まりました。

 

 
熊川村長からご挨拶をいただいたあと、事務局より説明、水野先生の挨拶…と続きます。


ブックレット担当のア先生の「みなさまの頑張りのおかげで予想以上のものが出来そうですね。」というお話のあと、いよいよ各班の発表に移りました。

 



第1班 展示会・店舗経営企画グループ(指導 水野 勝之 明治大学商学部教授)

受講生 大久保 悟 干川 初枝 黒岩 鈴江 武捨 真由子 土屋 保利 市場 務
嬬恋村役場
政策推進課
橋詰 元良


 

左より、水野先生、橋詰係長、大久保悟さん、武捨真由子さん、干川初枝さん





第2班 嬬恋アグリカレッジ企画グループ(指導 池田 敬 明治大学農学部准教授)

受講生 海野 西五郎 海野 吉則 久保 八百子 松本 もとみ 横沢 宇内 黒岩 晋 手塚 愼
嬬恋村役場
政策推進課
久保 宗之


 
左より、池田先生、久保主査、海野西五郎さん、手塚愼さん、久保八百子さん、松本もとみさん 




第3班 H20年度農業体験企画実行グループ(指導 早田 保義 明治大学農学部教授)

受講生 竹渕 裼夫 篠原 宏子 武捨 英幸 干川 シズ子 横沢 基夫 横沢 とし
嬬恋村役場
政策推進課
宮崎 孝 山崎 一也


 
左より、早田先生、山崎主査、宮崎係長、横沢基夫さん、武捨英幸さん、篠原宏子さん、干川シズ子さん




第4班 新ブランド構想グループ(指導 大友 純 明治大学商学部教授)

受講生 土屋 茂次
土屋 裕美 宮崎 かおる 渡辺 栄志 干川 伸之 黒岩 準子 飯田 祐子
嬬恋村役場
政策推進課
佐藤 重雄


  
左より、大友先生、久保主査(佐藤課長補佐の代理)、土屋茂次さん、黒岩準子さん、土屋裕美さん、飯田祐子さん



各グループ共、とても充実した発表でした。
今までは 講義を聞く立場だった受講生のみなさんがはじめて発表を行う日ということで、緊張される方も多いのでは?…と思っていたのですが…

みなさんとてもお話が上手で、予定していた発表時間各グループ25分ではとても足りなかったようです。
大友先生からも「いやぁ…嬬恋村の方は、弁が立ちますねぇ〜」…とのお言葉。場内は大爆笑でした。


続いて、自立学習用のDVD、ビデオの感想を 受講生のみなさんに伺いました。
出演した大友先生自らがマイクを向けて、受講生の方にインタビューです。

  

「何度も聞き返せるので よく理解できてよかった」「一人で見ていたら、興味がないと言ってた家族も途中から見始めて 先生の話に納得していた」など、嬉しいお言葉をいっぱいいただきました。



今後の進め方〜NPOについて〜


今年度で一応プログラムを終了する嬬恋村プロジェクトですが、このプロジェクトから生まれた企画や、これまで学んできたことを来年度以降につなげていくための話し合いを行ないました。


 


水野先生から提案された NPO『好きです 嬬恋会』についての話を みなさん熱心に聞かれていました。

先生からの提案として、2ヶ月に一回コミュニティ紙を発行することなどが出されました。
中身を決めていくのはこれからになりますが、『好きです 嬬恋会』というコンセプトについては皆さん賛成ということで、本日出席した受講者全員が参加希望となりました。

時間も押していたので、「この続きは、場所を変えて懇親会にて」ということになり、一旦お開き。
懇親会を行う休暇村鹿沢高原へ、バス、自家用車に分かれて向かうこととなりました。


バスの時間まで、村長室にて。
熊川村長は、教授や受講生の方と色々な談義を交わされていました。




懇親会


場所を 休暇村鹿沢高原に移し、懇親会が行われました。
本日は お忙しい中、熊川村長も1日中お付き合い下さいました。
その熊川村長のご挨拶のあと、ア先生の乾杯の音頭で懇親会のはじまりです。


  




ひとしきり箸を動かしてから、先ほど時間切れで持ち越しになったNPOについて、再度話し合いが行われました。
まずは、役員決めです。。

 

水野先生からの「会長はなるべく嬬恋村の方から…」という言葉を受けて、数名の方が推薦され、最終的には シンポジウムの際にパネリストもやっていただいた久保八百子さん(右の写真中央)が会長に決まりました。
その後、各役員も決定しました。

     ↓NPO『好きです 嬬恋会』の役員に決定した皆さんです

会長

副会長

副会長

会計
担当

企画担当

企画担当

企画担当

企画担当

会計監査

会計監査

久保 八百子

土屋 茂次 

松本 もとみ

手塚 愼 


飯田 祐子

大久保 悟


黒岩 鈴江

横沢 基夫

干川 初枝

武捨 英幸


正式に発足したNPO『好きです 嬬恋会』
受講生のみなさん、村役場のみなさん、明治大学の教授、事務局の他、評価委員の方々、そしてなんと熊川村長も会員になってくださいました。
今後の活動が楽しみです。



名残はつきませんが、熊川村長の仕切りで一本締めをして 懇親会は幕を閉じました。
皆さんの後ろにある『一期一会』
まさに このプロジェクトを通しての様々な出会いにぴったりの言葉だと思います。


追記

帰宅される皆さんを見送った時、降り積もった雪の美しさに感動しました。
さらさらの雪のところどころが 星をちりばめたように光っていました。
思わず手に取ると、やはり都会の雪と同じように溶けてしまうのが不思議なくらい、幻想的なものに見えました。
…嬬恋村の方にとっては この雪も『日常』なんでしょうね。
村に居るからこそ分かる 村の良さ、外から訪れるからこそ分かる村のよさ…双方が分かるものを出し合って、素敵なアグリカレッジ企画が進んでいけばいいな…とあらためて思いました。

最後になりましたが、今回も 受講生の方から美味しいお菓子の差し入れをいただきました。
お心遣い いつもありがとうございます。

次回はいよいよ 最終成果報告会です。
ブックレットの完成も間近ということで、悔いのないよう頑張っていきたいと思います。
嬬恋村の皆さま、よろしくお願いいたします。