2008年6月14日(土)「とっとりグランマ倶楽部」の講義が行われました。


「とっとりグランマ倶楽部」結成プロジェクトの2日目です。
午前と午後で、第1段階 「鳥取発見講座」の2回目、3回目の講義が行われました。





「鳥取の経済を知る」―私達の誇れる郷土・鳥取県の経済的側面からの課題解決に挑戦―
(独)中小企業基盤整備機構アドバイザー とっとりふるさと大使 竹葉 洋


午前中は、(独)中小企業基盤整備機構アドバイザーで、とっとりふるさと大使でもある竹葉洋さんの講義を行ないました。
多くの資料を使い、鳥取の現状、県民性など、興味深いお話をたくさん伺うことができました。


講義後の質問コーナーでは、受講生のみなさんからするどい質問が飛び交い、受講生の皆さんの鳥取を知ることへの前向きさ、「学び」に対する意識の高さを感じました。




竹葉さんの講義の最後にスクリーンに映し出された言葉です。
素敵な言葉ですね。
「とっとりグランマ倶楽部」結成プロジェクトにもぴったりの言葉だと思いました。
受講生の皆様の心にもきっとこの言葉が残ったのではないでしょうか?




「鳥取の食を知る」 鳥取県栄養士会会長 鍛治木 いつ子

お昼休憩の後は、鳥取県栄養士会会長で、世界中を飛び回っていらっしゃる 鍛治木 いつ子さんの講義です。
やさしい口調でゆっくりと語られるお話に、会場も和やかな雰囲気になりました。

食文化、食の歴史などを語った上での、食事は、人の「心」と「体」を育てる大切なものというメッセージは、とても説得力がありました。




鍛治木さんが用意してくださった資料です。
正月料理など、四季折々の行事の際に口にする料理には色々な意味があり、
人が健康に生きるうえで大切なものなのだということを改めて知ることができました。
食事によって、人の性格も決まってしまう。
「その人のために心をこめて用意された料理を食べることで、
“ヒト”ははじめて“人”になれる」という言葉は、
とても胸に残りました。
「どうして?」と思うような哀しい事件が多い世の中で、
食を考え直すことが、とても大切なのかもしれません。


追記


今回の講義では、私たちも鳥取について色々なことを学ぶことができ、大変勉強になりました。
余談ですが、前日の夜に、ほたるで有名な「樗谿公園」へ行きました。
実は、ほたるを見るのは初めてだったのですが、
あまりの幻想的な光景にただただ見とれてしまいました。
…撮影は禁止なので、映像をお見せすることができず残念という思いもありますが、
きっとああいう風景は、カメラに閉じ込めてしまうようなものではないという気持ちの方が強く残りました。

公園内で開催されていた須田剋太「街道をゆく」原画展も見ることができました。
温かい絵に感動するとともに、会場の方が丁寧に説明くださり、
「鳥取県」と一言にはくくれない、市や町ごとの文化があることを知りました。
「とっとりグランマ倶楽部」では、色々な地域から集まった受講生が一緒に学んでいます。
お互いの地域の文化を知るという意味でも、素敵な「結成」プロジェクトになることを願います。