2008年12月21日(日)

鳥取にて第5回目の実行委員会が行われました。
それに合わせ、米子空港→鳥取市まで視察して回りました。



今まで何度も足を運んだ鳥取ですが、毎回業務に終われ、鳥取空港→鳥取駅→ふれあい会館しか行ったことがありませんでした。
受講生の方は、鳥取県のあらゆる地域から来てくださっているのに、私達は鳥取市周辺しか知らず、それでは、皆さんの発表の内容も上辺でしか理解できないということで、今回、水野先生、高山、岡部の3人で米子空港に降り立ち、そこからレンタカーで各地を回ることにしました。(運転は水野先生)


米子市 ゆーとぴあ

今回は、成果発表の際に名前があがった地名を辿るということで、まずは、高齢者支援のグループの方々が施設訪問して、朗読、傘踊り、シャンシャン棒体操などを行いアンコールまでかかったという「ゆうとぴあ」を探すところから始めました。
ネットで調べた住所をカーナビに入れて出発しましたが見つけられず、地元の方にお訪ねして、「ゆうとぴあ」は「ホスピタウン」という、医療施設が集まった場所の中にあるということが判明しました。
朝一番で訪れたので中には入れませんでしたが、病院や薬局、様々な施設が集まっていることに私達も驚きました。



谷川集落

続いては、野口さんが発表された素敵な集落「谷川」を探しに南部町へと向かいました。
野口さんには、残念ながらお会いすることは出来ませんでしたが、ご近所の方にお話しを伺ったり、菜の花祭りが行われる風景を想像したりと、楽しいひとときを過ごすことができました。
現在歌詞を募集中の谷川音頭、完成するといいですね。



妻木晩田遺跡

鳥取市に向かう途中で、明大での展示の際に榧野さんがたくさん資料を提供してくださった妻木晩田遺跡に立ち寄りました。
あいにく、雨が激しくなり遺跡を見に行くことはできませんでしたが、展示室を見学させていただきました。
是非また訪れてみたいです。



道の駅第1号「大栄」(お昼休憩)


鳥取市までの長い道のりの途中、コナンくんで有名な大栄町に立ち寄りました。
実はコナンファンの私ですが、道の駅第1号とは知りませんでした。
販売されていた新鮮野菜や干し柿、山芋につい夢中なって時間がなくなってしまったため、昼食は車中で今川焼きと焼き芋でした。



鳥取環境大学


次に、大石さんが学祭で着付けを行った鳥取環境大学を訪ねました。
近代的な設計と、蔦の絡まる建物とのコントラストがとても素敵な大学でした。

ここで行われた学祭の様子を想像しつつ鳥取環境大学をあとにしました。



ホンモロコ


鳥取市街地へ入る前に、今度は八頭町に向かいました。
はじめはいったい何ここと?と謎だった「ホンモロコ」ですが何度か試食もさせていただき、美味しいお魚だということが分かりました。
しかし、休耕田を使って養殖されている様子はやはり謎…というわけで、食のグループの発表にあった「ホンモロコ共和国」を訪ねました。
山の中にあるらしいというところまではつきとめましたが、残念ながら共和国にたどり着くことはできませんでした。でも、同じくホンモロコを作っているお宅を発見することができ、そこでお話を伺いました。
途中、若桜鉄道の小さな電車に遭遇。今まで言葉だけを知っていたものが、形で見える感動がたくさんありました。



八頭町 


グランマの方数名が住んでいる八頭町。折角なので、子育て支援のグループの中で杉森さんと秋山さんが話されていた小学校を探そうということになりました。
地図をにらめっこしながら、「きっとここなのでは?」と写真を撮ってきた『丹比小学校』。あとでお二人に確認したら、大正解でした。
果物を販売しているお店もたくさんありました。いつもおみやげにいただいていた美味しい柿のふるさとに感謝です。



民芸美術館


神庭さんが発表された『吉田璋也』にまつわる美術館、お店、吉田医院を見学しました。
時間の都合で、美術館の中を見ることはできなかったのですが、神庭さんの発表を思い出しながら、「民芸ロード」や「民芸喫茶」を想像することができました。
それにしても、しゃぶしゃぶ発祥の地が鳥取で、最初に紹介した人物が吉田璋也というのは、本当に驚きでした。
まだまだ知らないことがたくさんあることを実感しました。



わらべ館


いよいよ最後の目的地、『賑わい・ワイワイ倶楽部』の方の発表にあった『わらべ館』に到着です。
情緒あるとても素敵な建物で、ここからつながっていく『わらべの道』を思い浮かべることができました。
受講生のみなさんが愛する鳥取の町の素晴らしさに、少しは触れることができたかなと思っています。



この日の夜には、受講生の方、講師の方が集っての懇親会が行われました。
たくさんの笑顔であふれる会場に、これからのグランマの皆さんの活躍を期待せずにはいられません。



2008年12月22日(月) 第5回目実行委員会 ふれあい会館4階中研修室にて

翌日は、第5回の実行委員会が行われました。
11月22日の成果発表会の報告のあと、とっとりグランマの今後の活動について話し合いを行いました。
委員の皆様から様々な意見をいただきましたが、共通していたのは、これで終わりにするのではなく、今後に繋げていって欲しいということでした。
具体的な案も出され、それを実現するため次回までに各部署が考え、再度話し合うということで意見がまとまりました。
今回で幕を下ろす予定であった実行委員会ですが、皆様の熱意で続行となりました。嬉しい誤算です。
4月には、イベントを行う予定となっており、その企画がどう進んでいくか楽しみです。


この日は、来年度行われる、鳥取大学と明治大学の連携事業に関する打合せも行われました。
これからますます繋がりが深くなる、鳥取大学の方々と一緒に記念撮影を行いました。





このプロジェクトで「最初は少し無愛想に見えても、親しくなると本当に温かい鳥取県民」というお話しをうかがいましたが、本当にその通り。鳥取に伺うたびに心のこもったおみやげや温かい言葉をいただき、本当に感謝しております。

来年は、成果報告書の作成に入ります。とっとりグランマの皆さんの原稿が楽しみです。