MBA, Meiji Business School

MBA 明治大学ビジネススクール 社会人大学院

理念・人材の養成に関する目的及び教育研究上の目的~明治大学MBA~

「ビジネスの真髄がわかる」プロフェッショナル人材の育成

21世紀の成功思考の鍵:進化対応能力

 進化とは時代の脈絡を変えていく変革です。それは加速化し、過去を陳腐化します。経営思潮も、ビジネスモデルも、人の価値観も、そして知識も。新しいビジョンと知識が必要な時代です。競争優位性は「知価」を求めて学習し、未来から来る進化に目を向けるものにのみに与えられるものです。企業経営においても人生においても成功の鍵は、時代の進化のメカニズムを洞察し、それぞれの目的と自己の選択との対応を自然に理解できる能力の開発が必要です。

 明治大学の建学の精神は「権利自由」「独立自治」です。企業においても個人においてもまさにこの精神が必要であり、過去の経験や伝統的な思考法の限界を理解し、自らの選択肢(オプション)とリスクの関係を見据えて、進化に対する有効な意思決定が必要でしょう。このような視点から、「グローバル・ビジネス研究科(MBS)」は、高度専門職の社会的教育基盤として、進化を受容し、柔軟な思考力と高度な分析力のもとに、自ら変化を先取りしてプロアクティブな意思決定ができ、自分自身はもちろん、企業組織やビジネスプロセスにイノベーションを引き起こし、価値創造力を高めていくことができる人材育成を教育理念としています。進取な気質と旺盛な企業家精神、そして急激な環境変化に対応しうる柔軟性を持った、ビジネスプロフェッショナルの育成をめざします。

 MBSカリキュラムは大きく分けて、ファイナンス領域、マネジメント領域、アカウンティング領域、マーケティング領域、リアルエステート(不動産)領域に分類されます。具体的には、コーポレート・ファイナンス、財務戦略や証券投資分析のスペシャリスト、事業リスクマネジメントや企業戦略のスペシャリスト、無形資産・知財のスペシャリスト、組織運営や中小企業経営やナレッジ・マネジメントのスペシャリスト、国際会計基準に対応した税務や会計のスペシャリスト、国際流通やサービス・医療、営業戦略などに関わるマーケティングのスペシャリスト、不動産ファイナンスや企業の不動産戦略や鑑定評価のスペシャリストなどなど、きわめて多様な専門性を構築することができる内容を持っています。教員にも実務経験を持つものや現役経営者が多く、ケース・スタディや演習を通して、進化に対応できる思考法を一緒に高めていくことができます。


4つのコアコンピタシーによる価値創造力の形成

MBSで「3つのアイ」を養成し、豊かな人生を構築を!

 大学を卒業してから、自己の能力や人生の座標軸について、経済社会や企業社会との関係をあまり意識せずに働いていませんか。知識やものの考え方に関して、社会の進化に遅れていくような気がしていませんか。進化とともに生きるためには、自己の思考の基礎になっている価値観・メンタリティを見つめなおして、学習し、人生の照準の再設定が必要となります。MBSはそのための場所でもあります。年齢や職業、経験だけなく、性格や価値観などが違う人と意見交換したり、具体的な事例のディスカッションを通して自己の価値を高める場なのです。時間を惜しみ、高い投資(しかし価値のある)コストのもとにMBSに来る学生は、それぞれの人生の「成功のモチベーション」が高い人たちです。詳細なビジネスの実情を知っている人たちなのです。ビジネスシーンで活躍できる人だけでなく、変革をみずから引き起こすリーダーたちでもあるのです。やがてそれは社会の変化となって表れます。

 残念ながら、ビジネススクールはこれまでの日本型経営のもとではあまり評価されてきませんでした。しかし「変化の時代」の中でMBAレベルの専門性を持つ人的資源が社会的に必要となり始めています。働きながら、平日の夜間と土曜日を活用して学習するというライフスタイルが、現実的かつ効率的な「人生を豊かにしていく道」でしょう。「きちんと解る」ことは実は社会のいろいろなことが見えてくるので楽しいことなのです。学習には時間がかかります。豊かな人生を送るためにも、いろいろな人生のオプションを載せるプラットフォームの構築をしておくことも重要です。

理念

 MBSでは、知識や情報にだけフォーカスするのではなく、それらを有機的に機能させていくための「ひろい意味の技術スキル」も学習してもらいます。さらにMBSを「3つのアイ」を養う場として活用してもらいたいのです。「3つのアイ」とはインセンティブ(動機付け)、インピタンス(内側から湧き出る強い気持ち)、そしてインテリジェンス(価値ある知)です。これこそが実はビジネスリーダーに求められているのです。

人材の養成に関する目的及び教育研究上の目的

 本研究科のミッションは、日本経済・社会のダイナミズムの高揚のため、専門的な知識・スキル、情報分析能力、価値創造力、広い視野及び高度な倫理感覚、リーダーシップ、アジアを中心としたグローバルな視点を備えた次のようなビジネス・プロフェッショナル人材を養成することにある。

・ファミリービジネス発展のための経営者、後継者及びサポート人材
・新規事業や第二創業を含むスタートアップビジネスを担うイノベーション人材
・企業の経営者や上級幹部として、組織のマネジメント全般を担うジェネラルマネージャー

 その人材養成目標のためのファミリービジネス、スタートアップビジネス、企業マネジメントに係る研究を行い、学生と教員の共創の場、学生の実務と理論の自主的な学びの場、キャリアチェンジの場及びビジネスマッチングの場を提供する。

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グローバル・ビジネス研究科 (ビジネススクール/MBA)

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