合格者体験談(2015年度)

2014年3月修了 K.H

1 はじめに

私は,2011年3月に明治大学政治経済学部を卒業,2014年3月に中央大学法科大学院未修者コースを修了し,昨年の司法試験不合格を経て,本年度平成27年度司法試験に合格いたしました。

2 リベンジ合格

私は昨年の9月に初の司法試験が不合格という結果に終わり,それまでいた中央大学の修了者用自習室から,明治大学法制研究所の自習室に越してきました。そしてそこで今年の5月本試験まで勉強し,今年の合格を勝ち取りました。自習環境を与えてくれた明治大学法制研究所には大変感謝しています。

3 失敗の原因

不合格後,その年500位程度で合格した同じ自主ゼミの友人に再現答案を見てもらいました。たくさんの人に見てもらった方がいいという方もいましたが,自分はどうしても惨めさからそれが出来ず,信頼し,自然体で話せる右友人にのみ見てもらいました。
その結果,昨年の失敗の原因は,刑事訴訟法,特にその理論でした(最高裁の理論を無視した記述)。また,民事系もそこまでよくなかったのですが,それは論文の型(過去問の分析)が完成されていないことにあるとのことでした。

4 弱点の克服

そこで次年度はとにかく弱点を潰す為の勉強をしました。刑事訴訟法については,もう一度基本書等を確認するとともに,判例百選を丁寧に読み込みました。昨年は判例を表層的に読んでいたにすぎず,実際の試験現場でそれを答案にすることができなかったため,今年は実際に判例と同様の事実が問題文に現れた時にどうするかということを考えて勉強していました。その結果,刑事訴訟法の成績はぐんぐんあがり,最終的に全国模試では偏差値70弱,全国60位程度の成績をとることが出来ました。
また,民事系についてはとにかく過去問及び合格者の優秀答案を研究しました。民事系は頻繁に設問形式が変わる科目ではありますが,要件を丁寧に検討する,例えば一見重要でない(事実があまりない)要件でもきちんと規範を定立して当てはめる方がよい,判例が出てくる問題ではきちんと原則⇒判例の修正⇒本問でそれが及ぶか,という形式(順序)で書かなくてはならない等々答え方のルールが決まっています。それを出題趣旨・採点実感,合格者答案から読み取るような勉強をしていました。その結果,民事系においても全国模試では偏差値66程度,100位前後程度の成績をとることができました。

5 おすすめの勉強法(短答)

折角ですので,おすすめの勉強法にも触れておこうと思います。

(1)短答式の勉強法
私は不合格時の短答が得点率74%,今年の得点率が77%とそこそこの点数で安定しているのですが,不合格から本試験までほとんど短答の勉強をしていません。これは某予備校の講師が無料講義で「修習生時代に短答を解いてもだいたい8割ぐらいだった」というお話をしていたのを聞いて,現役時代から「長時間勉強をしなくても短答の点数が落ちないようにするためにはどうしたらいいのだろうか」ということを考えて勉強していたので,その必要がなかったからです。具体的には,判例六法に情報を一元化し,繰り返し読むという勉強をしていました。単純に見えますが,例えば「似ている条文があったら比較してみて,共通点と差異を導き,なぜそのようになっているか法の趣旨から考えてみる」とか「この条文にはああいう論点があったけど,こちらの同じような条文にないのはなぜだろう」といった思考を採りいれることによって,最終的に条文を見るだけでさまざまな知識を有機的に思い出すことができるようになります。すると,見たこともないような問題にぶち当たってもだいたいこんなかんじ,というように答えを導き出すことができます。結果大体得点が8割弱で安定するようになりました。

(2)論文の勉強法
論文については愚直に定義,規範等をおさえていくことが肝心ではありますが,おすすめの勉強法としては合格者答案を設問ごとに横読みしていくことです。
司法試験の合格のためには高度なことを書く必要は全くなく,とにかく平均的な受験生が書くことを淡々と書くことが必要です。合格者答案を横読みすると,その受験生だけ(ないし少数)が書いていることと,合格者なら皆書いていること2種類あることがわかるはずです。そして後者がどんなことだったか,自分が現場で書くためにはどうしたらいいかを考えることで,効率よく合格答案が書けるようになります。

6 最後に

司法試験はとにかく先の見えない試験です。また,できるようになったと油断すると,全然できていないということが割と多い試験だと思います。これだけ基本書を読んだ,問題を解いた,答練を受けたという外面に騙されず,本当に自分は現場で合格答案を書けるのかということを突き詰める必要があります。そのためには,愚直に基礎知識を磨き,そのうえで,論文での知識の表現方法を磨いていく必要があります。
皆さんも決して奢らず,過信せず,こつこつと積み上げて,合格を勝ち取ってください。合格すると世界が変わるといいますが,本当に変わります。頑張ってください。

以上



 

2012年3月修了 H.I

1 自己紹介

私は、いわゆる非法学部出身であり、予備校の基礎講座を通信で1年ほど受講し、答案を1通も書いたことがないまま本学を受験し、既修者コースに入学しました。それまでは、恥ずかしながら六法を開いた回数は3回程度であり、判例百選という書籍があることも、本学に入学後、知りました。そのようなわけで、私の本学入学時点での学力は、最初の期末試験の成績がGPAにして0点台という、とてもひどいものでした。

2 司法試験に向けて

(1)はじめに
そのような私が何とか司法試験の合格に至った理由は、様々だと思います。あの本を読んだから合格したとか、この方法を実践したから合格したということもなくはないでしょうが、最終的には、日々の学習による知識・理解の積み上げと、学習方法、起案方法などの試行錯誤の結果だと思います。今後、司法試験を受験される方には、いわゆる数ある合格体験記の中から、ご自身に合ったものを採り入れていただくのが良いと思います。

(2)精神論
冒頭にこの項目を掲げるのは気が引けるのですが、これが最も重要なことだと思います。一度の受験で合格を果たした同期の人を見ていると、皆一様に日々コンスタントに勉強していたと思います。夜遅くまで麻雀をしていても、酒を飲んでいても、次の日は必ず朝から自習室にいるような人が多かったです。また、仮に一度目で合格を果たせなかった人でも、翌年は合格していきました。毎日、必ずしっかり勉強するということが、最も重要なことのように思います。

(3)短答対策
私の個人的な学習方法としては、予備校から出ている司法試験の過去問集を買い、全て1度は解きました。すると、頻出の知識があることに気づき、そこを重点的に繰り返しました。そして、間違えた問題には、付箋を貼るなりして、月に1度は見ていました。解き直すのは時間がかかるのでしませんでした。後の知識は、論文の勉強をする中で身につければ足りると思います。
民法の問題は組合せ問題が多く、5肢中3肢の正誤が確実に判断できればその問題を正解することができるため、5肢すべて解ける状態にする必要はありません。そのため、日々の学習では、3肢だけわかれば良いというスタンスで、それぞれの分野の中の、ごく基本的な知識だけ確実に押さえるように努めていました。
これに対し、憲法は3肢すべての正誤判断が求められます。そのため、判例六法などで主要な判例の判旨を押さえておく必要があるように思います。
刑法は、論文問題ではあまり登場しない罪の知識が問われます。もっとも、短答問題ですらなかなか登場しない罪もありますので、その辺りは過去問でチェックして、出そうな罪の所だけ重点的に学習していました。
短答問題は、100%を目指すと費用対効果の面で、損をするように思います。その多くは論文問題で出題されうる知識と重複しているので、論文問題に対する勉強を中心に、いわゆる短答プロパーの知識を、正誤判断ができる程度に覚えておく位の方が賢明だと考えて、そうしていました。

(4)論文対策
論文対策といっても、科目によりその手法は異なります。ただ、その前提として、採点実感は熟読しておくべきです。これは、司法試験委員会の、公式な書き方マニュアルのようなもので、法務省のHPの「司法試験の結果について」というページからダウンロード出来ます。
次に、細部は科目により異なりますが、私は、論点とそれに対する論証を覚えていました。一般には、定義・主義・要件・効果を押さえるよう言われますが、それは、論点及び論証の理解・記憶の中に解消されていましたので、特にそれを意識して押さえていくということはしませんでした。というより、基本書等には、全ての分野についてこの4要素がもれなく書かれているわけではないので、網羅的に押さえることができなかっのです。この4要素のような基礎的な知識に穴が多いと、なかなか合格点を取るのは難しいかもしれません。しかし、逆に、これらを的確に記憶していけば、合格に必要な基礎部分での点を得ることができ、後は起案の仕方という形式的な話になりますので、まずは、上記4要素を覚えられるように努めるのが良いと思います。

(5)学習方法総合
最後になりますが、一部の天才的な人を除き、通常は、記憶の部分に多くの時間を費やすことになろうかと思います。そして、私の考えですが、記憶というのは、インプットではなくアウトプットで定着します。基本書のある箇所を3回読むより、単語カード等で正解を思い出す努力を3回した方が、記憶に定着するというわけです。
理解は記憶を助けますが、記憶もまた理解を助けます。そのどちらが先なのかは人それぞれでしょうし、その項目ごとに違うと思います。ですが、司法試験に関していえば、記憶が9割だといっても過言ではないと思います。
また、基本書は何が良いのかという悩みもあると思います。私は、一冊だけでは誤解をすることが多かったため、結局、多数の書籍を通覧して内容の概要を把握することにしていました。経済的に大変なので、ローライブラリー等を活用していました。

3 さいごに

以上が、私の軌跡と少しばかりのアドバイスですが、やはり基軸となるのは、学習量だと思います。実力が量と質を掛け合わせて計算されるとすれば、質の部分はともかく、量の部分は自らで管理することができる以上、量については最大限やるべきです。そして、量を多くこなすことで学習の要領がつかめてきて、質の向上につながります。そのため、結局は、量、すなわち、やるかやらないかだけの問題です。そういうわけですので、今後受験される皆さんも、全ての時間を勉強に費やして合格を勝ち取ってほしいと思います。

以上


 

2012年3月修了 M.Y

 私は、2012年に明治大学法科大学院未修コースを卒業し、今年、4回目の受験で司法試験に合格いたしました。合格までに3回もの不合格を経ましたが、これから受験に臨まれる方々に、私の敗因分析が参考になればと思い、筆を執りました。

1. 大学入学から法科大学院卒業後、1回目の受験まで

私は、千葉大学法経学部法学科に入学し、体育会系弓道部に所属していました。冠婚葬祭以外は毎日、仲間と道場で練習し、大会や合宿などに追われていたため、学科の勉強は全くしていませんでした。試験前に友人からノートを借りて暗記して臨む、という姿勢だったため、「代理ってなに」レベルで大学を卒業しました。
私が大学を卒業した2009年頃は、法科大学院が出来てまだ日も浅く、法科大学院に入れば夢だった検察官になれるだろう、という浅い意識で明治大学に入学しました。法科大学院在学時はそれなりに勉強し、2年に上がる前から司法試験のことは意識し、過去問を解いたりしてはいました。しかし、そもそも刑法の構成要件がいえなかったり、代理の要件がいえなかったり、と基礎に問題があったため、過去問を見ていただいた弁護士の先生に「まだ解くのは早い」と言われたことを覚えています。法科大学院在学時は①旧司法試験の民訴を解いて弁護士の先生に添削してもらうゼミ②同じクラスの仲間たちと憲法・会社法・民訴等、問題を解くゼミ③重要判例を直近5年分ほどつぶすゼミ④新司法試験の過去問を解いて弁護士の先生に添削していただくゼミ等、様々なゼミをしておりました。ただ、今振り返ると、自分に択一を突破するほどの基礎力がない状態でゼミに臨んだため、意味がなかったと思います。また、④については、自分の基礎力のなさが露呈するのが嫌で一人でやっていましたし、時間を図って解くこともせず、採点実感も読まず、という方法でしていたので、正直、意味がないゼミだったと、今ならわかります。
このような学生時代を送って初めての受験を迎えましたが、結果は択一足切りにあいました。

2. 1回目の不合格後、2回目の受験まで、そしてその発表

択一で足切りにあったときのメリットは、勉強を人より早く始められることです。しかし、デメリットは、論文で自分がなにを失敗したのかよくわからないことです。私も、このデメリットには悩みましたので、辰巳で過去問答練をとりました。この過去問答練をとったおかげで、添削や点数から自分が全体の中でどの位置にいるのかが明確になり、何の科目が合格に遠いか明確になりました。ですので、択一で足切りにあった方には、このような予備校の過去問答練をとったり、合格者に過去問を添削してもらって点数をつけてもらう、という方法をお勧めします。
ほかの勉強方法としては、まだ7科目の択一があったときでしたので、「択一突破=最低限の基礎能力があること」と思い、択一の勉強を中心にしながらも、①各科目ごとにやるべき演習本を決めて、それを友人たちと解いておりました。このゼミをやることで、アウトプットしながらインプットもでき、また7科目やっていましたので、1週間で7科目は触れられるというペースメーカーにもなり、良かったと思います。また、②民法、会社、民訴、刑訴の判例百選を二人でつぶすゼミもしておりました。これは、お互いの担当を決め、自分の担当部分は、事案と判旨、学説の対立、判例の思考を15分ほど、口頭で相手に説明するというものです。口頭で説明するということは、その判例について理解していないとできないことですので、判例の理解や、派生事項への理解が深まり、これもやってよかったと思います。そのほか、③旧司法試験や新司法試験の過去問を起案して集まって添削結果を指摘しあうというゼミもやっておりました。このゼミにより、答案の書き方や癖を遠慮なく指摘してもらったので、勉強になりました。ただ、時間を決めずに、だらだらゼミをしていたため、一日つぶれたこともありました。時間は有限ですし、受験生同士で議論してもらちが明かないので、1時間で終わらす、というように時間に制限を設けてやればよかったと思います。
このように、2回目に臨む年はゼミ中心の生活をしながら、アルバイトもしており、時間が非常になく、ゼミにもたびたび欠席したりしていました。今振り返れば、自分でできることは自分でやればよかったですし、全科目にはまんべんなく触れたとはいえ、その深度がたりなかったな、と思います。
そして、2回目の結果は、択一は足切り+5点で突破したものの、論文が総合にあと4点足りず、2109番で落ちました。

3.2回目の試験の発表後、3回目の受験まで、そしてその発表

私の2回目の受験は、常に時間に追われ、心身ともに疲弊するものでした。今まで生きてきたなかで一番勉強した年だったので、「もう勉強したくない」という思いでいっぱいでした。そのため、試験終了の5月から発表の9月まで、たまに択一民法を解いたりするくらいで、全く勉強をしませんでした。また、成績が返ってきて、「あと4点なら来年受かるな」という安堵の思いと、「あんなに頑張ったのに4点すら取れないんだ」という絶望感にさいなまれました。自分の精神が非常に不安定になり、勉強しなくてはいけないという焦りや、バイトをしないと勉強もできないという現実的な問題から、何をしていいかわかりませんでした。年内までは再現を作って合格者にみてもらったり、自分が以前作った論証を見たり、択一をといたり、という受動的な勉強しかしていませんでした。はっきり言いますと、年内まで何の勉強をどんな意識で取り組んでいたのかわからないほど、勉強をしていませんでした。もう年齢もあがっているし、ほかの道も考えたほうがいいかもしれない、どうしようと自問自答していたら、あっという間に年末になっていました。
そして、年末から年明けにかけて、友人とともにレックのセミファイナルを解きましたが、このとき5月の試験以来、はじめて時間を図って問題を解きました。解いた結果、①まず、答案の書き方がさっぱり思い出せないこと②判例の言い回しなど、覚えてしかるべき条文や趣旨や規範がさっぱりでてこないことに気が付きました。このときはじめて「自分が来年受かるには、まず、去年の5月の自分の実力にまで戻し、そのあとさらに4点以上獲得できる実力にしないとならない」ことに気が付き、非常に焦りました。
その後、私は、時間がないため、とりあえず②を解消しようと、自分の論証を回しまくったり、友人から入手した予備校の問題をひたすら解く、という勉強をして、本番に臨みました。
本番では、何の問題が聞かれているかそもそもわからず、「あの問題ね」とわかれば条文や規範は出せても、規範を丸暗記して吐き出しただけなので、規範をあてはめで全然使えず、筆が止まる、という現象が起きていました。ですので、本番でしたが、私は「今年は絶対おちるな」と確信しました。
結果は、論文合格にあと46点足りない2412位となり、2回目で悪かった公法系、選択科目は上がったものの、良かった民事系刑事系が2回目より合計79点も下がっていました。

4. 3回目の発表後、4回目の受験まで、そしてその発表

3回目の本番が終わった後、不合格を確信していた私は、3回目の敗因は、「論文の発表まで全く勉強せず、5月に最大値に持ってきた実力が非常に下がってしまった→それをとりもどすため、論証丸暗記の勉強に偏り、頭が固くなり、かつ自信がなくなっていたため、争点から逃げ、自分の知識にひきつけたためだ」と分析しました。
そして、まず、①本番後、論文発表までの間は、択一民法をつかって、最低でも民法の基礎力が落ちないようにしようとしました。具体的には、辰巳の過去問を使って、一肢一肢、すべて理由をつけて答えられるようにじっくり勉強しました。この勉強は時間がかかりますが、その後択一で安定して8割が取れるようになりましたし、民法が不出来な私には、人とちがうことを書くことが減りました。そして②論文発表後は、年末までに合格レベルに持っていくことを目標に、ア 特別指導(弁護士との1対1のゼミ)とイ 法務研の過去問答練をメインに据えて勉強しました。
アでは、過去問添削を通じて、自分の癖の指摘、争点から逃げずに自分の思考を答案に示すためにはどのような勉強をすべきか、教科書や百選をどう使うか、といった点から指摘をしていただきました。先生には「浪人生に多い論証丸暗記型で、受かりにくい」「民法は全然だめだから来年受けなさい」等、非常に厳しい指摘をいただきましたが、これにくらいついたおかげで、未完成ですが、自分の敗因と真正面から向き合えたと思います。
イでは、週2回、時間を図って2通書き、弁護士の方に答案添削をしていただきました。みんなで時間を図って書いたため、時間の使い方や自分の癖がはっきりわかりましたし、添削や講評を聞くことで、合格答案不合格答案の具体的なイメージ、採点実感の読み込みの重要性や自分の位置がわかり、非常に有意義でした。
その他の勉強方法として、アルバイトの合間に、択一をじっくり解いたり、いままでまったくしてこなかったのですが、教科書を通読して、点でしか入っていなかった知識を横
でつなげたり等、していました。この期間は、百選を読み込んだり、年明けからは毎日1通は過去問を解く等いろいろしていましたが、頭には常に自分の敗因を置き、この敗因をつぶすには何の勉強が必要かといった点から勉強していました。
そして本番、憲法がさっぱりわからなかったり、民法の最初の設問でひとりあさっての方向にいったり、民訴で集中力が途切れたりといろいろありました。しかし、今年たてた目標である「争点から逃げない。自分の知識にひきつけない。思考をしめす」答案を全科目でなんとかできたため、結果はついてくるだろう、落ちたらまた思考力を上げる勉強をするだけだ、と思っていました。結果は、3回目のときより、合計139点あげ、総合1410位で合格しました。

5. これまでを振り返って

私は4回も受験し、ほかの合格者の方々よりかなり苦戦しました。ですが、合格に一番必要なことは、答案に何を書いたか、ではなく、どう書いたか、つまり採点者が書いてほしいとおもうところに真正面から取り組み、自分なりに考えた結果をきちんとわかりやすく示して、思考過程を伝えることだと思います。とくに浪人が長いと頭が固くなり、論証を張り付けたり、自分の知っている知識にひきつけたりしてしまいがちです。合格の仕方は人それぞれですが、落ち方は大体決まっています。これから受験に臨む方は、しっかり自分の敗因と真正面から向き合い、それをつぶす勉強を日々続けて、心を強くもっていれば、合格できると思います。
受験生の方の早期合格に、私の不合格体験が参考になれば、と思います。


以上

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