Go Forward

国際日本学部

国際日本学部に新設される社会連携科目について、横田学部長が田中中野区長と記者会見を行いました。

2017年03月24日
明治大学 中野教務事務室(国際日本学部)

明治大学の社会連携の拠点である中野キャンパスにおいて、国際日本学部と中野区や区内外の企業等との連携を深め、受講生が地域や社会の課題を自らみつけ、解決策を探ることで、学生の主体的な学びを推進する「社会連携科目」が、2017年度からスタートします。

同科目の開設について、3月21日午前11時から、横田雅弘国際日本学部長と田中大輔中野区長が中野区役所において共同記者会見を行いました。

新年度に開講されるのは、中野区、時事通信社、一般財団法人ダイバーシティ研究所と連携した4つの社会連携科目です。

中野区と連携した社会連携科目A「中野区長が論じる日本の地方自治」では、全14回の講義を田中大輔中野区長が担当し、日本の地方自治の現状と課題について、長年の中野区政の経験に基づき、初歩からわかりやすく論じます。

同じく中野区と連携した社会連携科目C「中野区地域国際化実践講座」では、毎回、企画や観光、グローバル戦略、ユニバーサルデザイン、多文化共生、教育などを担当する中野区職員がオムニバス方式で講師を務め、講座の後半では、中野区の小中学校や国際交流協会での現場体験活動に従事します。

時事通信社と連携した社会連携科目B「変動する世界とメディア」では、政治、経済、社会、国際など多様な分野で取材している時事通信社の記者がオムニバス方式で講師を担当し、多様なテーマについて取材現場の視点から論じ、変動する世界に迫ります。

ダイバーシティ研究所と連携した社会連携科目D「ダイバーシティ社会の形成とソーシャル・ビジネス」では、前半は男女協働参画、多文化共生、障害者、セクシャルマイノリティ、高齢社会の各分野で活躍する第一人者がオムニバス方式で講師を務め、後半は田村太郎ダイバーシティ研究所代表理事(本学大学院国際日本学研究科講師)が、ソーシャル・ビジネスの手法について解説し、受講生が自ら設定したダイバーシティ課題の解決に資するモデルプランを作成します。

各科目のテーマ、講師、概要は以下の通りです。

<春学期>

社会連携科目A(中野区との連携)
テーマ:中野区長が論じる日本の地方自治
講師:田中大輔(中野区長)
概要:地方自治や行政活動の意義、役割等を学ぶとともに、自治体の今日的課題とその解決方策を具体的に考察する。

社会連携科目C(中野区との連携)
テーマ:中野区地域国際化実践講座
コーディネータ:山脇啓造(国際日本学部教授)
講師:中野区職員等
概要:中野区の地域国際化をテーマに地域の現状や課題を学ぶとともに、そうした課題の解決に向けて現場体験活動に取り組み、地域国際化に関する基本的かつ実践的な知識を身につける。(履修者:20名限定。)

<秋学期>

社会連携科目B(時事通信社との連携)
テーマ:変動する世界とメディア
コーディネータ:蟹瀬誠一(国際日本学部教授)
講師:時事通信記者
概要:報道の最前線にいる時事通信記者が日本と世界の現状と課題について論じる。

社会連携科目D(一般財団法人ダイバーシティ研究所との連携)
テーマ:ダイバーシティ社会の形成とソーシャル・ビジネス
コーディネータ:田村太郎(ダイバーシティ研究所代表理事、明大大学院国際日本学研究科兼任講師)
講師:田村氏他
概要:多様な主体が活躍する社会づくりに向けて、事業的な手法で取り組む社会起業のあ
り方について、地域での実践事例から学ぶ。