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国際日本学部

学部設立10周年記念の卒業生座談会が開かれました

2018年12月14日
明治大学 中野教務事務室

2018年11月25日(日)に明治大学国際日本学部設立10周年記念行事が中野キャンパスで開催され、3つの卒業生座談会と卒業生ミニトークが行われました。4つの催しに、卒業生と在学生、さらに一般聴衆を含めて、あわせて200名を超える参加者が集まりました。

午前は、卒業生座談会の第1部とミニトークが行われました。座談会の第1部「学生主体の国際交流ーGJSSC歴代委員長全員集合!」には8人の卒業生が参加し、学部公認の学生団体である国際交流学生員会(GJSSC)の歴代委員長が集合し、国際日本学部の学生主体の国際交流を振り返り、委員会の経験が社会でどのように役立ったかを語りあいました。司会は山脇啓造教授が務めました。一方、ミニトーク「起業のススメ」には起業家の卒業生3人(いずれも1期生)が参加し、起業した理由や起業の面白さと大変さ、そして会社の10年後を語り合いました。司会は鈴木賢志学部長が務めました。

午後は、卒業生座談会の第2部と第3部が行われました。座談会の第2部「国際日本学部を卒業するとこんな仕事に就ける!」には6人の卒業生が参加し、企業、自治体、学校など、各界で活躍する卒業生が国際日本学部の学びを振り返り、現在のキャリアにどう繋がっているか語り合いました。司会は蟹瀬誠一教授が務めました。一方、座談会の第3部「留学はその後のキャリアに役立った?」には6人の卒業生が参加し、海外留学が多様な業界で活躍する卒業生のキャリアにどのように影響したかを語り合いました。司会は小林明准教授が務めました。

座談会に参加した卒業生と司会担当教員の感想(敬称略)


<第1部「学生主体の国際交流ーGJSSC歴代委員長全員集合!」>

末永祐馬(1期):1期生として、歴史もない中で歴史が作れたんだなというのは非常に感慨深かったです。自分達のつくりあげたものに誇りを持っている歴代委員長ばかりで、嬉しかったです!これからの国際日本学部が楽しみです!

岩田英里(1期):初期には手探りで実施していた委員会が、学部や後輩の皆さんの力で立派な団体になっていることに驚くと同時に、とても嬉しくなりました。これから国際日本学部と共に更に発展していくことを願っています!

佐藤美知留(3期):学生時代を振り返り、委員会での活動が当時どれだけ自分に影響を与えていて、その後の自信にどんなに繋がっていたか改めて気付くことができました。委員会の一層の繁栄を願いつつ、次回は倍の人数で開催されることを楽しみにしております!

牧野恵子(4期):国際日本学部卒業生座談会に参加させていただき、仕事に忙殺される毎日の中で、大学時代に感じた自分がやりたかったことを思い出す良い機会になりました。また、現役生の委員生が、自分の考えを形にしようと邁進するたくましい姿に刺激を受けました!GJSSCの更なる躍進を祈念しております!非常に素敵な座談会をありがとうございました!!

光島由真(5期):母校に帰り、旧友に会い、恩師に会い、仲間と思い出を振り返ることで、国際日本学部で過ごした4年間は本当に私にとって人生の宝物だと感じました。学生、教職員、中野という街、これからも常にみんなで手を取り合って頑張ってください。応援しています。

白石彩(7期):今回座談会に参加させていただき、改めてGJSSCに入ってよかったなあと感じました。委員長として活動した1年半は本当に貴重だったと思います。このような機会を利用して、それぞれの代の委員長の熱い想いを後輩に引き継ぎでいければいいなと思います。また是非参加させて頂きたいです!

山脇啓造(教員):1期生から7期生まで全ての代の委員長が集まったのは奇跡的でした。2008年の委員会起ち上げの時は担当教員として苦労もありましたが、歴代の委員長が卒業後、様々な分野で働いているのは感慨深いです。GJSSCの現役委員の皆さんも、先輩に負けないように頑張ってもらいたいです。

<ミニトーク「起業のススメ」>

青木優(1期):「日本の文化を学び、世界に発信できる人材を作る。」国際日本学部のコンセプトが、10年かけて形になってきたのを感じる時間でした。また10年後、みんなとどんな話ができるか、どんなインパクトを世の中に起こせているか。楽しみでしょうがないです。

末永祐馬(1期):間違いなく、大学の4年間が自分を起業に後押ししてくれました。そんな自分がどう生きたいかを学べた大学でお話することができ、非常に光栄でした。挑戦をする卒業生の仲間から刺激を受け、更に自分としても新たな挑戦をしていきたいと思えました!20周年も呼ばれるよう頑張ります!

鈴木太郎(1期):国際日本学部を1期生として過ごす中で、パイオニアとしてのチャレンジ精神が身につきました。そんなチャレンジ精神がある同期3名が起業家として再会できたこと、そのような機会を設けてくださった学部に感謝です!とても楽しい時間でした!

鈴木賢志(教員):国際日本学部という、名前もカリキュラムも風変わりなこの学部に入学してきたチャレンジ精神と、すでに確立している会社に入社せず、あるいは辞めて、自立して起業するチャレンジ精神とは、根本的なところで結びついているんだな、ということを感じさせてくれた、楽しい時間でした。

<第2部「国際日本学部を卒業するとこんな仕事に就ける!」>

鈴木友里花(3期):蟹瀬先生の司会のもと、ご来場の方々、そして登壇者の皆さんと、とても濃い時間を過ごすことができました。国日では、それぞれが様々な物事を広く深く学び、挑戦し、自己実現できる場所なのだと再確認しました。私の今後の目標は、明治大学で育てて頂いた個を生かし、次は生徒の個を育てていけるような教員になることです。大好きな国際日本学部と研究科の今後がとても楽しみです。

蟹瀬誠一(教員):国際日本学部の卒業生がそれぞれの分野で活躍している姿を見られたのは教員冥利に尽きた。登壇者がみんな個性的で自信に溢れていたのが印象的だったし、会場に集まったOBOGたちとの再会も感無量。GO BEYOND BORDERS!

<第3部「留学はその後のキャリアに役だった?」>

田村友宏(3期):このような機会を頂き、有難うございました。あの時、留学という決断をしたからこそ今の自分があると改めて実感致しました。これからもこの経験を生かして、子どもたちの未来を創る教育を実現していきます。

兵頭純子(5期):留学の経験は人によって捉え方も感じ方も違うので、誰かに伝えるというのは中々難しいと感じましたが、聞いて頂いた方々に少しでも「留学の経験が今後の糧になるんだ」ということを伝えられればなと思い、話していました。自分の留学を振り返るいい経験にもなりました!

松岡文香(6期):10〜20代の間は、良くも悪くも人の言葉に左右されがちですし、現役学生の方や受験生の親御さんが、真剣に耳を傾けてくださっていたので、お伝えする内容に責任を感じました。私の経験がこれから大学受験や留学にチャレンジする方々の参考に少しでもなれば幸いです。

小林 明(教員):海外留学を経験し、現在それぞれの分野で社会人として活躍している卒業生の言葉は、実生活に根差した説得力のある言葉ばかりだと実感しました。留学で得た経験が日々の仕事の中で役に立っているという想いを異口同音に伝えてくれたことは、留学を提供する側の人間の一人として、大変力強く有難く感じました。今回はフロリダ州立大学とWalt Disney World®との提携による有給のインターンシップに参加して多文化環境における就業体験をした卒業生を中心に話を聞きましたが、従来型の協定留学などに参加した仲間も同様の感想を持っていることも確認できました。今後も多様な学生ニーズに対応できる多種類の海外活動プログラムを提供しようと意を強くしました。登壇者の協力に感謝し、ますますの活躍を祈念します。

卒業生座談会とミニトークの参加者他詳細


第1部「学生による国際交流-GJSSC歴代委員長全員集合!」
時間:10:30-11:30
会場:ホール(低層棟5階)
登壇者:末永祐馬(1期、LR代表取締役)、岩田英里(1期、ノボノルディスクファーマ)、林愛理(2期、スキンフード)、佐藤美知留(3期、Francfranc)、牧野恵子(4期、日立物流)、光島由真(5期、三井住友銀行)、小東真人(6期、ガイアックス)、白石彩(7期、マイナビ)
司会:山脇啓造(国際日本学部教員)

ミニトーク「起業のススメ」
時間:11:30-12:00
会場:ホール(低層棟5階)
登壇者:青木優(1期、MATCHA代表取締役)、末永祐馬(1期、LR代表取締役)、鈴木太郎(1期、MIGRIDS代表取締役)
司会:鈴木賢志(国際日本学部学部長)

第2部「国際日本学部を卒業するとこんな仕事に就ける!」
時間:12:30-13:30
会場:413教室(高層棟4階)
登壇者:青木優(1期、MATCHA代表取締役)、小林あずさ(1期、大田区役所)、鈴木友里花(3期、都立広尾高校)、ドアン・レ・ハイ・ゴック(4期、東急電鉄)、蔡孟攸(4期、タトル・モリ
エイジェンシー)、小川舜(7期、バンダイ)
司会:蟹瀬誠一(国際日本学部教員)

第3部「留学はその後のキャリアに役だった?」
時間:13:40-14:40
会場:413教室(高層棟4階)
登壇者:人見絵里子(1期、ファーストリテーリング)、鈴木太郎(1期、MIGRIDS代表取締役)、田村友宏(3期、ベネッセ)、兵頭純子(5期、YAMAKO)松岡文香(6期、全日本空輸)、知見美沙(7期、ヤフー)
司会:小林明(国際日本学部教員)