Go Forward

国際日本学部

UNHCR難民映画祭を中野キャンパスで実施しました

2018年12月25日
明治大学

ヤーセルさんによる講演ヤーセルさんによる講演

展示ポスターへの参加者によるコメント展示ポスターへの参加者によるコメント

第13回UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)難民映画祭2018学校パートナーズ企画「シリアに生まれて」の映画上映会を12月21日に明治大学中野キャンパスにて実施しました。難民支援の輪を広げることを目的としたもので、映画の上映に加え、岸ゼミが中心となりシリアに関するポスター展示、「シリアの”ことば”展」、対談、座談会の実施も行いました。ポスター制作では、シリアについて自分たちで調べ、シリア人留学生のヤーセルさんに教えてもらいポスター制作に取り組みました。シリアの”ことば展”では、シリアで人々が日常で使う言葉を、文化や価値観、信念、規範をしるための手がかりとしてその世界を感じていただこうと実施しました。

文責:鈴木慶樹(国際日本学部3年生)
今回の映画祭で、私は原田かん菜さん(国際日本学部3年生)と一緒に全体の統括と、司会を担当しました。シリアや難民と聞くと、ニュースで見聞きするようなネガティブなイメージを持ってしまいがちです。しかし、内戦前のシリアには、豊かな文化や歴史、人々が存在していました。企画段階で私たちはシリアのそうした面を知り、映画上映に合わせてその側面を来場者のみなさんにも知ってもらえる機会を作ることにしました。そこで、シリアの文化を紹介したポスターの展示、シリアの”ことば展”、シリアの音楽、座談会を実施しました。会場運営は岸ゼミナールの在学生が主体となって行いましたが、国際日本学部の卒業生も当日駆けつけてくださり、一緒に会場運営を行いました。また、大学職員のみなさまにも、当日手厚くサポートしていただきました。本企画を通じてあらゆる方々からご支援いただきましたこと、深く感謝申し上げます。ありがとうございました。



文責:鶴田一生(国際日本学部3年生)
今回の映画祭で私は通訳を担当しました。実際にスピーカーの話を大勢のオーディエンスに向けてする通訳を担当したのは初めての経験で、正直苦戦しました。また、ヤーセルさんのような壮絶な経験をしてきた方の思いを通訳することは、自分が個人的に行なっているものと異なり、内容を的確に(誤解を生まないように)伝えるだけでなく、オーディエンスのヤーセルさんへの注目を邪魔せず、かつ言葉のニュアンスなどの細部まで気を配りながら通訳する必要があるということを、今回の経験を通して学びました。次の機会には、今回の教訓を経験として生かして挑戦したいと思います。



文責:豊浦 春佳(国際日本学部2年生)
私は、映画祭の展示制作、受付、および映画上映後の座談会を担当しました。本映画祭に、シリア難民を支援する3つの団体のスタッフがご来場されることになったので、映画を見て「何かやりたい!」と思われた来場者が次のステップの機会を得られるように座談会を実施しました。座談会に参加してくださったNGOの方々はどなたも「シリア難民を救いたい!」という強いお気持ちでした。映画についての感想を交換する中で、いつ私たちも同じ状況に立つか分からないという当事者意識を全員が持つことや、シリア人やその文化への偏見が少しでも減るようにしていきたいということを話し合いました。当座談会が今後の具体的なアクションを起こすきっかけの一助となれたなら幸いです。参加してくださった皆さま、ありがとうございました!


写真撮影:横山 りえと(国際日本学部3年生)

【ポスター制作】
 シリアの地図:成 豪 榮
 シリアの文化:千葉匠・權 容 敏・チョ スリン
 シリアの地元自慢:金 叡・徐アヨン ・豊浦 春佳
 シリアの今:韓 在 植・小嶋春香