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国際日本学部

中野キャンパスでオンライン・プレイスメント・テスト・ワークショップを開催しました

2019年01月29日
明治大学 中野教務事務室(国際日本学部)

ワークショップの主旨説明ワークショップの主旨説明

OPT操作説明OPT操作説明

OPT操作説明OPT操作説明

テスト作成体験テスト作成体験

全体討論全体討論

1月14日(月)に明治大学中野キャンパスで国際日本学部主催の「オンライン・プレイスメント・テスト(以下、OPT)ワークショップ」を開催しました。
ワークショップの第1部「OPT開発報告」では、OPT開発の経緯とOPTコンテンツ、およびOPTのシステム構成について紹介し、開発において工夫した点や注意した点などについて説明ました。第2部「OPT体験・テスト作成体験」では、簡易版のOPTを参加者に体験受験してもらうとともに、フリーソフト(Google form)を使ったテストの作成体験を実施しました。第3部「全体討論」では、第1部、第2部の内容を踏まえて、今後のOPT開発の課題や将来的な方向性などについて、予定時間を超えて活発な議論が行われました。
本ワークショップには、国内外から日本語教育を行っている大学や日本語学校の教職員、日本語教育に興味を持っている大学院生や出版関係者など約50名が参加しました。ワークショップ終了後、参加者からは、「開発や運用の話が聞けて、有益な時間となった」、「実際にOPTを体験することができてよかった」、「OPT開発の工夫や注意点について学べたことは、プレイスメント・テストのオンライン化に向けて大変参考になった」、「各校の現状や課題を知ることができ、とても勉強になった」、「今後のOPTの発展に大いに期待する」といった声が聞かれました。
日本語教育を行っている教育機関にとって、プレイスメント・テストは負担の大きな業務であり、そのオンライン化は多くの機関にとって喫緊の課題となっています。今回のOPTワークショップを通して、教育機関の枠を超えてプレイスメント・テストやOPT開発について情報共有を行い、共に考える時間を持てたことは、大変有意義だったと感じています。今後は、OPTワークショップで得られた様々な示唆を参考にしてOPTの改善に取り組み、より質の高い日本語教育の実践につなげていきたいと思います。

※本ワークショップは、OPTの開発業者である(株)ピコラボの鈴木泰山氏、共催の「作文研究2018」の主催者である早稲田大学の李在鎬氏、および、東京外国語大学の伊集院郁子氏の協力を得て開催しました。

(文責:柳澤絵美)