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研究・知財戦略機構

JSTの戦略的創造研究推進事業「さきがけ」に農学部の新屋良治講師が採択されました

2017年09月27日
明治大学 研究・知財戦略機構

国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の戦略的創造研究推進事業「さきがけ」に、本学総農学部農学科の新屋良治講師による申請課題が採択を受けました。

【事業の目的・概要】
 戦略的創造研究推進事業は、国が設定した戦略目標の達成に向けて、推進すべき研究領域をJSTが定め、科学技術イノベーションを生み出す革新的技術のシーズ創出を目指した戦略的な基礎研究を推進するものです。「さきがけ」は、その中でJSTが定めた研究領域と研究総括のもと、申請者自らが研究課題を推進する個人型研究事業です。

 今回の研究提案募集は、
2017412日~530日に行われました。研究領域「フィールドにおける植物の生命現象の制御に向けた次世代基盤技術の創出」では、全体で86件の応募があり、厳正な書面及びヒアリング審査を経て、以下の課題を含む10件が採択されました。

 
本研究課題は、植物寄生線虫の特異な生態を利用した全く新しい線虫被害防除方法の確立を目指します。植物寄生線虫は、様々な農作物および樹木に対して病気を引き起こし、世界中の農林業に甚大な被害をもたらす植物病害虫です。現在の殺線虫農薬に大きく依存した防除方法は環境への負荷が高く、また、線虫の農薬抵抗性獲得が確認されていることから、新しい線虫防除手法の開発が急務となっています。本研究の成果が結実すれば、線虫の性比を制御し、線虫の増殖を抑制することが可能となるため、新しい線虫防除手法へと大きく推進するものとなります。

 

【採択課題について】
 戦略目標 :気候変動時代の食料安定確保を実現する環境適応型植物設計システムの構築
 研究領域 :フィールドにおける植物の生命現象の制御に向けた次世代基盤技術の創出
 採択課題 :寄生線虫性転換を誘導する環境/植物シグナルの解明
 研究担当者:農学部農学科 講師 新屋良治
 研究期間 :
2017年度~2020年度(予定)

【関連情報】
<配分機関>
 国立研究開発法人科学技術振興機構(JST):
http://www.jst.go.jp/
 採択課題一覧:http://www.jst.go.jp/kisoken/presto/application/2017/170919/170919presto.pdf