プロローグ 中国語映画に響く日本語の歌
第一章 中国戦争映画の「日本鬼子(リーベングイズ)」
『紅いコーリャン』(一九八七年、張芸謀(チャンイーモウ)監督)
『さらば、わが愛 覇王別姫』(一九九三年、陳凱歌(チェンカイコー)監督)
『鬼が来た!』(二〇〇〇年、姜文(チャンウェン)監督)
第二章 台湾映画の日本家屋という亡霊
『冬冬の夏休み』(一九八四年、侯孝賢(ホウシャオシエン)監督)
『童年往事—時の流れ』(一九八五年、侯孝賢(ホウシャオシエン)監督)
『牯嶺街(クーリンチエ)少年殺人事件』(一九九一年、楊徳昌(エドワード・ヤン)監督)
『多桑 父さん』(一九九四年、呉念真(ウーニエンジェン)監督)
第三章 香港映画の「荒唐無稽」な日本
『風の輝く朝に』(一九八四年、梁普智(レオンポーチ)監督)
『客途秋恨』(一九九〇年、許鞍華(アン・ホイ)監督)
『恋する惑星』(一九九四年、王家衛(ウォンカーワァイ)監督)
第四章 中国映画と高倉健
『単騎、千里を走る。』(二〇〇四年、張芸謀(チャンイーモウ)監督)
『狙った恋の落とし方。』(二〇〇八年、馮小剛(フォンシャオガン)監督)
第五章 台湾映画と「別れの手紙」
『ヤンヤン 夏の想い出』(二〇〇〇年、楊徳昌(エドワード・ヤン)監督)
『海角七号—君想う、国境の南』(二〇〇八年、魏徳聖(ウェイダーション)監督)
エピローグ 映画が癒す戦争のトラウマ
参考文献
中国・台湾・香港映画邦題/原題対照表
中国・台湾・香港映画関係年表
索引