山本都市計画研究室による活動報告(「逃げ地図」ワークショップを活用した住民主体復興計画づくりのサポート)

2016年01月29日
明治大学 震災復興支援センター

模型製作支援模型製作支援

陸前高田市米崎地区で開催したワークショップの風景陸前高田市米崎地区で開催したワークショップの風景

 理工学部の山本俊哉都市計画研究室から、震災復興支援活動に関して寄稿がありましたのでご紹介いたします。
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 2011年の震災以降山本俊哉都市計画研究室では、岩手県陸前高田市を中心に震災復興に対し継続的に支援を行ってきました。
 これまで早期復旧・復興が求められる中で、復興計画に関する住民協議を行うことが困難な状況にありました。
 そこで、陸前高田市米崎地区では「逃げ地図」と呼ばれる津波避難マップを作成する住民参加型ワークショップを開催することで、復興計画に関する住民協議の支援を行ってきました。ここでは新たな避難路の検討や、建設される防潮堤によって変化する、津波からの避難時間の検証を行うことができました。また並行して津波により浸水した低地の土地利用方法の検討を行うなど包括的な協議の支援を行ってきました。

 加えて復興イメージのスケッチやモンタージュ地域住民の方々の復興計画への理解度を深め、地区の地形模型を製作し提供することで、地域の方々の地形条件の理解を深めることができました。これにより避難方法や危険個所の検討をよりわかりやすく、具体的に行える環境を整えることができました。

 岩手県大船渡市では高校生を対象とした逃げ地図ワークショップの開催支援を行いました。大船渡東高校で行ったこのワークショップでは高校生ら100名以上が取り組み、自身の使用する通学路の安全性の確認行いました。大船渡東高校の生徒の多くが東日本大震災の津波浸水区域を通って学校に通っています。通学時の安全性をより高めるためにワークショップを通して、緊急時の避難方向や避難にかかる時間を確認し、避難ルートの検証を行いました。このワークショップの中で高校生らは自分たちの避難の検証のみならず、津波危険区域内の高齢者が多く集まる場所が、避難に長い時間がかかることに着目するなど、街の安全性を把握することができました。
理工学研究科新領域創造専攻
博士前期課程2年
山本俊哉研究室
小林 大祐

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