岩手県大船渡市の「椿まつり」に学生がボランティアとして参加

2016年03月17日
明治大学 震災復興支援センター

ゼミ生が作成した観光マップ「きてけらっせん🌸つばきたび」ゼミ生が作成した観光マップ「きてけらっせん🌸つばきたび」

椿まつりに参加したゼミ生椿まつりに参加したゼミ生

事前にプロの方から特訓を受けた、椿油を用いてのハンドマッサージ事前にプロの方から特訓を受けた、椿油を用いてのハンドマッサージ

椿茶の試飲サービス椿茶の試飲サービス

 文学部平山ゼミナールの学生が、岩手県大船渡市の「椿まつり」(1月28日~3月21日)に、ボランティアとして参加しました。以下、文学部平山満紀准教授(専門:社会学、身体論)からの報告です。
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 震災後5年を目前にした3月5日(土)6日(日)、文学部心理社会学科現代社会学専攻平山ゼミ3年生の6人が、岩手県大船渡市の「椿まつり」支援のため同市を訪れて、会場である「世界の椿館・碁石」を中心に、さまざまな活動をした。
 大船渡市は植樹の他、古来椿が豊富に自生しており、樹齢1400年と言われる日本最古の大木は、三面椿と呼ばれている。椿油を家庭で絞って郷土料理に使うなど、生活になくてはならないものでもあった。現在、椿は大船渡市の「市の花」とされ、子どもが誕生すると市からお祝に椿の苗木が贈られている。また600種の椿が見られる「世界の椿館・碁石」も観光客を集めている。

 椿は観光資源として、また特産品の資源として、震災後加速している人口減少や経済的衰退に歯止めをかけることが期待できると、大船渡市は2015年から市の方針として「椿の産業化」を決めた。
 平山ゼミは2015年夏以来、椿の産業化に関わるさまざまな支援をしてきた。市内の椿のマッピングや、椿油のための椿の実拾い、「産業まつり」での椿ブース担当の他、椿について市民に知ってもらうためのリソースブック作成に向けた取材や、観光ルート開発などを実施。奮闘の末、リソースブックの「大船渡の椿な人々」、観光マップの「きてけらっせん🌸つばきたび」も、すべてゼミ生が制作した。いずれも若いセンスが光り、大船渡市の椿に関する印象や価値観を変えうる内容だ。
 今回の「椿まつり」参加のひとつの目的は、観光マップを学生自身が観光客に手渡し、説明をすることだ。

 多種多様な椿が満開を迎えて咲き誇る「世界の椿館・碁石」に、週末、近県などから観光客が訪れ、ゼミ生たちは観光マップを渡して話をし、椿の葉を使った「椿茶」の試飲サービスをしたり、椿油をつかったハンドマッサージを行ったりした。
 若い学生達の笑顔は、椿まつり会場を大いに盛り上げ、「東京から来たの、御苦労さんねえ」「椿はお茶にしたり油を搾ったり、本当に用途が広いんですね」などと反応を呼んでいた。

 この椿の産業化事業のため、大船渡市から椿支援員の方や市職員の方が、本学に何度も打ち合わせに来られた。反対に学生達が大船渡市に出向くと、農業委員の方をはじめ多くの椿関係者の方々が関わって下さり、仮設住宅にお住まいのご夫妻のところに泊めていただくなど、大船渡市の多くの方たちとの、温かく密な関わりがあった。学生達は非常に感動し、お役に立ちたいという気持ちを高めていた。

 椿の里として大船渡市が復興していく可能性は、大きく広がっている。平山ゼミは今後も継続して携わっていきたいと考えている。                 
文学部准教授 平山 満紀

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