岩手県大船渡市で「セルフケア講座」を開催

2016年03月24日
明治大学 震災復興支援センター

 本学と「震災復興支援に関する協定」を締結している岩手県大船渡市において「セルフケア講座」を開催いたしました。以下、講師を務めた文学部平山満紀准教授(専門:社会学、身体論)からの報告です。
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 2月27日(土)、28日(日)、岩手県大船渡市の中央公民館で、文学部准教授の平山満紀が「セルフケア講座」を開催した。この2日間で2時間の講座を3クラス実施し、1クラスに約15人ずつの参加者があった。この講座は大船渡市教育委員会が主催、明治大学震災復興支援センターが共催している。2014年度に続き連続開催しており、2015年度は今回が6回目で最終回となった。

 セルフケアの内容は、「腰痛、膝痛、五十肩などの痛みの解消法」「睡眠、食事、飲酒、入浴などの生活法で身体を整える」などをテーマとし、呼吸法や、ツボに手を当てるなどさまざまな方法で、身体の硬直や滞りをなくし、本来の自己治癒力を促すものだ。平山が専門の身体論を研究する途上で学んだ「野口整体」の、基礎的な考え方や方法を伝えている。参加した方たちは、深い息ができるようになり、身体がゆるんで温かくなり、足腰の痛みがなくなり足取りが軽くなることなど、皆実感している。また参加者同士で身体に手を当て合うことから、とても温かい空気が流れるようになり、おのずと笑顔があふれる。

 被災した方々には、過酷な喪失体験や長引く仮設住宅暮らしなどから、不眠や関節痛など震災前にはなかった不調が今なお多い。復興にはこれからも長い年月がかかり、これからも多くのハードルを越えなければならないのだが、身心に疲れをためてしまっては、その前で立ちすくんでしまうこともあるだろう。自分の疲れをとって楽になり、そして家族や職場の仲間など身近な人たちで、お互いにケアしあって共に楽になる方法を伝えたい、というのが平山の願いだ。

 参加者には、2014年度からずっと継続している方も、口コミなどで加わってきた方もいる。感想として「毎回癒されます」「周りの人にやってあげたい」「自分の体がとても大事に思えるようになった」「自分で疲れをとるやり方を覚えたので、大変なことに直面した時も不安にならず、『大丈夫、自分はできる』と思えるようになった」などの言葉が寄せられている。2016年度も継続して開催してほしいと望む声も多い。
講師:文学部准教授 平山 満紀

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