岩手県釜石市でのボランティア活動に参加して

2017年12月01日
明治大学 震災復興支援センター

 岩手県釜石市で震災復興支援ボランティア活動に参加した学生から寄稿がありましたので、紹介します。
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 今回、岩手県釜石市での活動に参加して感じたこと、友達や知り合い、それ以上に多くの人に伝えたいことは、被災地の子どもの現状と地域コミュニティの重要さです。

 私たちを受け入れてくださった「三陸駒舎」代表の方は、ホースセラピーというセラピーを子どもたち向けに行っています。そのきっかけは、東日本大震災後、仮設住宅の狭い土地で遊ぶ子どもたちや、感情を抑えていた子どもたちを目にして、「子どもらしさを取り戻してほしい」という思いでした。ホースセラピーの効果は大きく、現在は発達障害や身体的障害を持つ子どもたちはもちろん、地域の方々とのつながりとしても、馬が活躍しているそうです。  
 釜石はもともと馬と暮らす文化が古くからあり、地元の人々も懐かしがっていました。しかし、現在でも被災地の子どもたちの多くは、何かしらの精神的負担を抱えているといわれており、周囲の手助けが必要とされています。釜石に入った時に、いたるところで工事が行われているものの、道路は完成し、新しい家も建ってきていました。しかし、目に見える復興がすべてではありません。心のケアこそ、大事だと思いました。

 2日目は、地域イベントのボランティアを行いました。子ども向けのイベントで、絵本の読み聞かせやバルーンアート、音楽など今回は「音」をテーマにした会でした。たくさんの地域の方が参加してくださり大盛況でした。ここでは、地域の方と東日本大震災をきっかけに東北にボランティアとして来られ、そのまま移住した方とお話をする機会がありました。貴重なお話を聞かせていただき、その行動力と信念の強さに尊敬を覚えました。

 このイベントを通して伝えたいことは、「被災地は弱くない」ということです。子どもたちの笑い声と大人たちが頑張る姿に私は「被災地」という印象を得ませんでした。反対に東京に住む今、近所の人とのコミュニティ、イベントをみんなで作り上げる協調性が欠けていると気づかされました。震災が起きた時に見直される「絆」が釜石には常に存在していました。このことの大切さを東京に住む人に伝えていきたいです。
法学部2年 横山 仁美

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