研究・知財戦略機構 学内フォーマット集
システムとしての情報社会
研究課題名 | システムとしての情報社会 | ||
研究所名 | 社会科学研究所 | ||
研究種別 | 個人研究 | ||
研究概要 | (研究実施計画) 「メディア論」の代表的な諸理論を「システム論」の見地から批判的に解読し,整理・総合することになる。したがってイニス・マクルーハン・ハヴロック・オングといった英米系のメディア史観論者,フランクフルト学派につながるベンヤミンの美学的なメディア理論,キットラー,ドブレといった構造主義的なメディア論,そしてできればポストモダンの旗手である哲学者ジャック・デリダのメディア論を,システム論的な見地から一つのメディア論史として纏め挙げる作業に携わる。 特に初年度は歴史的な観点を導入しこれまであまり顧みられることのなかったイニスの初期の経済史研究,例えば『カナダ・パシフィック鉄道の歴史』『カナダの毛皮貿易』『タラ漁』といったドメスティックな経済史研究が後期のメディア論に及ぼした研究やハヴロックの『ギリシャの正義の概念』オングの『ラムス,方法および対話の衰退』といった歴史的実証的メディア史研究,そしてキットラーの主著である『書き込みシステム1800・1900』などの分析にエネルギーと時間を割きたい。 |
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研究者 | 所属 | 職 | 氏名 |
情報コミュニケーション学部 | 助教授 | 大黒岳彦 | |
研究期間 | 2006.4~2008.3 | ||
リンク |