研究概要 |
(本年度の研究実施計画) 1)罹病葉からの簡易DNAの抽出法の確立 一部の病原菌ではまだ人工接種法が確立されていないものがあるので,それらについて温室内で育成した芝草幼苗を用いて人工接種による発病試験法を確立する。人工接種法が確立された後,それら罹病葉からDNAを抽出する。この際,DNAサンプルはPCR反応が可能な限り,できるだけ簡単かつ容易なゲノムDNA抽出法を確立する。 2)マルチプライマーキットによる多種病原菌の同時検出法の確立 実際圃場における病害診断の実用化に向けて,罹病葉の種々の病原菌より特定の病原菌だけを一回の診断で同定・検出できるプライマーキットを作製する。 3)圃場レベルにおける芝草病害の簡易診断法の確立 全国各地のゴルフ場,サッカー場などで発生した病害を収集し,目的の病原菌を正確に検出できるか否かを検討し,芝草病害の簡易診断法を確立する。 |