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新領域創成型研究・若手研究詳細 2010年度

7回膜貫通型タンパク質の人工的ヘテロ三量体形成に向けた変異導入実験

研究課題名 7回膜貫通型タンパク質の人工的ヘテロ三量体形成に向けた変異導入実験
研究種目等 若手研究
研究概要 (研究目的)
膜タンパク質の多量体形成は,機能発現や構造安定化において重要な役割を持つ。神経細胞内に存在する複数種の7回膜貫通型タンパク質はヘテロ三量体を形成するが,取り扱いの困難さから,その形成メカニズムや生物学的意義が不明である。そこで本研究では,取り扱いが容易であり,ホモ三量体形成能を持つ古細菌由来の7回膜貫通型タンパク質(NpHR)を改変し,人工的なヘテロ三量体形成を目指す。実際には,C末端側に数残基のペプチドタグを付加したNpHR分子を3パターン調製することで3種類のヘテロ成分とし,それらの溶液中における分子会合,及び各ペプチドタグをターゲットとしたアフィニティークロマトグラフィーを経て,形成したヘテロ三量体の定量的な検出を行う予定である。
研究者 所属 氏名
  理工学部 特任講師 佐々木貴規
  理工学部 講師 池田有理
研究期間 2010.7~2011.3
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