研究概要 |
(研究目的) 本研究の目的は,1990年代以降のアフリカを中心とする資源国で頻発する紛争の発生要因を経済的な視点から明らかにすることである。国内外の先行研究では,紛争国を横断的に分析する計量経済学的手法を用いた研究や,国家の脆弱性の観点から紛争の発生要因を説明する研究が進められている。紛争の発生要因を資源の管理体制,資金調達等の国内要因や統治体制の脆弱性に求めるこれまでの研究に対して,本研究では現地調査を通じて地域特有の側面を明らかにしつつ,国外要因(外部主導型資源開発)に重点をおいて紛争と経済的要因の相関関係の発展的研究を行う。 |