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政治経済学部

チュラロンコン大学、タンマサート大学との協定留学開始について

2013年11月29日
明治大学 政治経済学部

政治経済学部は、ほぼ4年ほど前から、ASEAN政治・経済のインドシナ半島における中心であるタイに注目し、「東南アジアに対する深い洞察力を備えたグローバル人材」の育成を図っています。この3年間は、タイ国内ランキング11位の国立大学、シーナカリンウイロート大学との短期相互集中留学(1ヶ月)、ならびに協定留学(英語による講義科目の履修とタイ語の修得:1年)を行なってきました。そして今回、この連携実績を基礎に、タイを代表する両Top School、チュラロンコン大学政治学部、経済学部と、タマサート大学政治学部ととの連携が成立しました。

チュラロンコン大学政治学部、経済学部の場合には、同学部が設置または設置予定のInterantional Programへ半年もしくは1年間、4名を限度に明治大学から学生を派遣します。逆にチュラロンコン大学からは最大6名の学生が半年もしくは1年間、政治経済学に設置されたTop School Seminar関係の英語専門科目(16科目)を中心に科目履修します。当然ながら、相互に修得し単位はhome institutionの単位として認定されます。

タマサート大学政治学部との間では年間最大3名(半年から1年間)の学生を相互に交換し、主に双方の大学設置されている英語による専門科目を中心に履修します。またその単位を、チュラロンコン大学同様、相互に認定することなっています。

2014年度に政治経済学部から各大学に派遣する学生の学内選考を終えました。

これらの連携により、明治大学政治経済学部からタイの国立大学(チュラロンコン大学、タマサート大学、シーナカリンウイロート大学)への留学者総数は年間40名(短期留学を含む)へと拡大します。また、情報コミュニケーション学部、農学部、国際日本学部、理工学部建築学科インターナショナル・プログラム、理工学部等からの派遣留学生を含めると、その総数は70名を超え、タイに留学生を送っている日本の大学の中では最大規模となります。タイへの留学を通じて、ASEAN地域に対する深い洞察力を備え、しかも、英語、さらにはタイ語を自由に操り、堂々と交渉を展開できる人材が多数生まれてくる日もそう遠くはないでしょう。

更には、こうしたタイへの留学生は、文部科学省が推進しているSENDプログラム(現地の大学・高校での日本語の教育の支援)も3年目から行っており、今年からは国際日本学研究科で日本語教育を専門とする大学院生と協力しながら、SENDプログラムの高度化を図っています。

・チュラロンコン大学、タマサート大学について

チュラロンコン大学、タマサート大学はタイを代表するTop Schoolです。チュラロンコン大学はラーマ五世(チュラロンコン大王1868-1910)によるタイ近代化の努力を顕彰するため、1917年、ラーマ六世によって開設されたタイ王国のおける最初の大学です。タマサート大学は、首相・元老などを歴任したプリディー・パノムヨンによって1934年に創立され、チュラロンコン大学に次ぐ歴史を誇る国立大学です。