Go Forward

基礎マスコミ研究室にようこそ!

基礎マスコミ研究室長 竹下 俊郎

竹下 俊郎

基礎マスコミ研究室は、ジャーナリズムやメディア関係の職業を志す学生諸君を支援します。事務組織上は政治経済学部の付属機関となっていますが、室員は政治経済学部の学生に限られるわけではありません。本研究室の門戸は、明治大学の全学部の学生に開かれています。

 本研究室は、「ジャーナリスト(ここでは報道記者だけでなく、時代や文化の動きを伝える、もう少し幅広い職種を含めてこの言葉を使います)」になるための基礎的な技能--問題を発見し、把握し、表現する能力--を養うための授業や自主活動、また経験豊かなジャーナリストによる講演など、多彩なカリキュラムを提供しています。同時に、マスコミ就職という同じ目標をめざす者同士が励まし合い、切磋琢磨する場でもあります。

 ジャーナリストという職業に対し、いろいろなイメージを持っていることと思います。自由である、創造性に富む、華やかである、高給取り(?)、などなど。放送、新聞、広告といったマスコミ各社は、就職先として人気の高い企業です。

 しかし、ジャーナリストという職業は、そうした表面的な人気だけで捉えられるものではありません。ジャーナリストという職業の意義は——気恥ずかしい言い方に聞こえるかもしれませんが——それが国民の幸福を左右する仕事だということです。民主主義がきちんと機能するためには質の高いジャーナリズムが不可欠です。逆に、ジャーナリズムの質が低いと民主主義も劣化します。その意味で、ジャーナリスト本人がどれだけ意識しているかにかかわらず、国民の幸福に深く結びついた仕事なのです。それはまた、明治大学から1人でも多くの優れたジャーナリスト(の卵)を世に送り出したいと私たちが願う理由でもあります。基礎マスコミ研究室は意欲ある学生諸君のチャレンジを支援します。