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課程案内 司書教諭課程 Course for Teacher Librarians

情報リテラシー教育の要となる

司書教諭課程

 司書教諭とは,「学校図書館法」に定められた教諭であり,所定の科目(詳しくはこちら)を修得することにより付与される資格です。(司書教諭の資格は,小学校・中学校・高等学校のいずれかの教員免許状を併せて取得してはじめてその効力が生じます。)

 学校図書館の専門的職務を掌る教諭として,小・中・高等学校それぞれの学校図書館で,図書館資料の収集・提供・管理,児童生徒の読書や図書をはじめとするあらゆるメディアの活用及び自発的学習のサポートに加え,児童生徒のみならず,各教科の教師のために必要な資料・情報を選択・収集・提供する役割も担っています。
 その他にも,同僚をはじめ,児童生徒に図書館,図書館資料の使い方,あるいは他の図書館や類縁機関等の利用方法等を知らせ,指導するのも司書教諭の役目です。
 すなわち,溢れる情報の中から自らに必要な情報を的確に選び取り活用する能力(情報リテラシー)を児童生徒が修得できるよう支援するのが司書教諭なのです。加えて,想像力を涵養する読書への誘い等,司書教諭の仕事は幅広くまた奥深いものでもあります。

 本学の司書教諭課程は,教職課程における教師教育のより一層の充実を目的として2000年度に開設され,特に,教師の役割として極めて重要な,生徒に対する読書指導や各種の情報活用能力を育成するための専門的な力量を獲得し,教師となった際の教育実践の水準をより高めることを目指しています。

 教職課程とともに司書教諭課程を履修し,教師の資質拡大に努めることは,大変に有意義なことであると言えるでしょう。