明治大学 平成17年度現代的教育ニーズ取組支援プログラム
広域連携支援プログラム-千代田区=首都圏ECM-
本プログラムは、文部科学省が公募する、平成17年度「現代的教育ニーズ取組支援プログラム(現代GP)に採択されました。」
Proj. 1 地域経済連携支援講座−つくばエクスプレス沿線市区長リレー【第3回報告】
[報告書]
開催日時:平成18年10月23日 場所:明治大学秋葉原サテライトキャンパス
講師:井崎 義治 流山市長 テーマ:都心から一番近い森の街「流山」の街づくり
三位一体改革により自主裁量権が高まることで、都市間競争は激化している。「改革が必要な時期」である流山市の市民満足度を高めるための取り組みが紹介された。
講義概要

1.行財政改革
・流山市の行政改革を必要とする要因
・行財政改革の考え方

2.市民が活きるまちづくり

3. まちづくり戦略
流山グリーンチェーン戦略 
・流山グリーンチェーン戦略、構想の背景 
・流山グリーンチェーン戦略の目的 
・流山グリーンチェーン戦略の具体的な取組み
・流山グリーンチェーン戦略の指標の構成


節減した経費により拡充した事業又は新規事業

■緑と水辺が親しめるまちづくり
・利根運河桜植栽事業
・沿線区域内グリーンチェーン戦略推進事業

■子供の未来を育むまちづくり
・乳幼児医療費助成の拡充
・学校建物耐震改修事業
・子どもショートスティ事業
・身体障害者や妊婦中の方へ図書の貸出し、宅配サービス

■安心安全のまちづくり
・安心安全(市民パトロール隊支援等)事業
・浸水被害の解消(神明堀改修・大堀川拡幅事業)

■健康・いきいきまちづくり
・40歳以上の市民10%(1万人)を巻き込んだ健康維持・回復推進事業

■活力のあるまちづくり
・路線バスとタウンバス運行事業の開始
・起業誘致事業

■市民が主役のまちづくり
・住民自治基本条約例策定事業
・NPO活動推進事業
・公益事業補助金制度スタート
・市民活動推進センターの開設

流山グリーンチェーン戦略 
TX沿線の新築を対象とし、敷地内に木を植える事を奨励する日本では初めての試みである。ヒートアイランド現象を抑制し、緑豊かな町を目指す事を目的とする。住宅を緑化するさまざまな指標を満たすとグリーン認定を受けることができ、認定を受けた住宅は、購入する際に金利が優遇される。将来的には、流山市の既存のまちにもグリーン認定制度を適用させていく計画もある。

※グリーン認定を受けるために必要な指標
指標1 道路表面の温度上昇抑制
指標2 敷地間通風
指標3 道路面からの放射熱浸入抑制
指標4 敷地内地表面及び建物外壁の温度上昇抑制
指標5 排熱とCO2排出の抑制
指標6 住戸断熱性能の確保
指標7 住戸内通風の確保

周辺地域との差異化
流山市のTX「流山おおたかの森」駅近くのショッピングセンターは、周辺地域のショッピングセンターよりも団塊世代や団塊ジュニアをメインターゲットにした「落ち着いた大人のまち」を目指している。「若者が集うにぎやかなまち」である隣の柏市との差異化を図っている。


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