明治大学 平成17年度現代的教育ニーズ取組支援プログラム
広域連携支援プログラム-千代田区=首都圏ECM-
本プログラムは、文部科学省が公募する、平成17年度「現代的教育ニーズ取組支援プログラム(現代GP)に採択されました。」
Proj. 1 地域経済連携支援講座−つくばエクスプレス沿線市区長リレー【第6回報告】
[報告書]
開催日時:平成18年11月20日 場所:明治大学秋葉原サテライトキャンパス
講師:本多 晃 柏市長 テーマ:TXの開通と柏市産業振興
平成17年3月28日に沼南町と合併し、新しい柏市がスタートしました。中核市となるための要件を満たし、市民へのきめ細やかなサービスの提供を進めています。つくばエクスプレスの開通で30分、好アクセスとなり「知識・情報発信」の中心地へと、機能がますます進化する柏市の取り組みが紹介されました。
TX沿線のまちづくり
1.柏の産業 〜農業、商業、工業の様子など〜
2.産業を取り巻く環境変化 〜沼南町との合併、TXの開通、都市経営について〜
3.産業振興に向けた取り組み 〜第四次総合計画、産業振興施策の紹介〜
4.沿線地域の中の柏 〜産業クラスター計画、千葉県新産業振興戦略〜
5.柏の進行に向けて

TX沿線のまちづくり
TX沿線のまちは、多摩ニュータウンや千葉ニュータウンなどの、第二世代に続く、第三世代の都市である。 第二世代の都市は、宅鉄法に基づいてつくられていった。 しかし、この宅鉄法は戦後の住宅不足を補うために、大量の住宅を供給する内容である。 今の時代に、この法律に基づくまちづくりをする必要性はない 。そこで新しい付加価値をつけて、充実した生活の場を提供するまちをつくっていく。 TX沿線の都市は、東急田園都市線沿線のまちのようなブランド力のあるまちを目指す。

柏市の産業

柏市は都市と農村が融合した地域であり。関東のなかでは唯一自然が残されている。
また千葉県は沿岸部が注目されがちではあるが、内陸部では昔からの工業の蓄積があるなど、負けない魅力を持っている。

■農業
カブ、ねぎ、ほうれん草などの野菜栽培が盛んである。特にコカブは東京の中央卸売り市場や京都の料亭に出荷されている。
昭和50年頃に日本で始めて中国野菜のチンゲンサイ、ターサイが栽培された。

■商業
昭和48年10月に、JR柏駅東口に日本初のダブルデッキを供用開始。同時に大型百貨店の「そごう」が開業、翌11月に西口「高島屋」が開業。今なお出店が相次いでいる。
「ウラカシ」と称される通りには、古着店などが出店し、千葉県最大のファッションストリートとなっている。JR柏駅周辺では、ライブや芸などのパフォーマンスが盛んに行われ、柏独特の文化を形成している。

■工業
昭和30年代から40年代に葛飾区や墨田区から移転してきた中小企業が多い。機械、金属、電子、電気関係の事業所が半数を占める。脱下請けを目指し、新技術・新製品の開発を産学官連携で取り組む事例がある。


中核市を目指す
沼南町との合併によって、柏市は中核市の要件を満たした。中核市になることによって、今まで千葉県が行っていた事務の多くを市が行うため、事務手続きが迅速、効率化し、市民へのサービスが向上する。柏市は二年後に中核市へ移行するための準備を進めている。



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