明治大学 平成17年度現代的教育ニーズ取組支援プログラム広域連携支援プログラム-千代田区=首都圏ECM-本プログラムは、文部科学省が公募する、平成17年度「現代的教育ニーズ取組支援プログラム(現代GP)に採択されました。」

Proj.6 【高大連携】なごみま鮮果で付属中野八王子高等学校の生徒が校外実習

3月26日から3月31日まで、明治大学付属中野八王子高等学校の生徒が、なごみま鮮果で校外実習を行ないました。 これは、高大連携の一環として、広域連携支援プログラム【現代GP】の空き店舗事業で販売体験を含む実習をさせよう、というものです。
春休みの期間ですが、自ら手を挙げた生徒28名が、実際になごみま鮮果の店頭に立ちました。今回志望した生徒は、付属校の推薦入試で商学部を志望しています。それもあって、商学部の先取りの学習として今回の校外実習に参加しました。生徒のひとりは、「経営者になりたいので、マーケティングを学びたいと思ったので、今回志望しました」と話していました。
実習の指導教官役は、なごみま鮮果の石川店長でした。実習の内容は、中身を濃いものにするため、なごみま鮮果を担当している大学生がゼミで学んできたことを、この4日間を使ってダイジェストで学ばせること、としました。生徒は、日によって、また午前と午後でも入れ替わったのですが、店員を務め終えた生徒が次の生徒へ引継ぎをし、業務内容を積み上げていくリレー形式で実習を行なっていきました。
生徒が販売する品目は、以前本ページでお知らせした学生模擬ベンチャー
〈Re:Meiji〉と提携した北海道十勝地方の「ハネもの」で、「山芋」と「雪室ばれいしょ」です。
〈Re:Meiji〉を指導している商学部水野勝之教授が店舗に出向き、高校生に販売の実際を指導。通行している人にも商品の特徴を端的に伝えるため、たとえば長いもは、漢方薬の材料として中国にも輸出されるほど品質の良いものが、「ハネもの」というだけで安くなってしまっていることを、いかにお客さんにうまく伝えるかを指導しました。
生徒は石川店長に課題を出され、マーケティングについてブレーンストーミングをしていきました。まず、「価格設定」や「どうやったら売れるだろう」といった課題から、1個づつ売っていくこととしました。しかし、「ハネもの」はそれぞれ形が違います。そこで、「グラムでの量り売り」という名アイデアが生まれました。また、「ターゲット」についてや「インセンティブ」についても話し合い、ターゲットは「地域の方」や「夕食の献立を考えている方」として、インセンティブは「糖度の高いじゃがいも」とし、そのためにはどのように商品をPRするか、なども考えました。
さらに、市場調査のためにフィールドワークも行い、百貨店やスーパーの青果市場、またなごみま鮮果の立地についても学習しました。
実習を終えた生徒は、「商売を考えるのは大変なんだと知りました」、「商品売ることが楽しいことを学びました」といった感想を話し、物流には乗らないが品質の確かなものをいかに販売するか、商学の実践を通して勉強する大変充実した実習となりました。

販売体験中
たくさん販売するためにブレーンストーミング
グラムあたりの値段で販売 こちらは雪室ばれいしょ 販売促進のためのポップ 販売数量をグラムあたり何円で計算
引継ぎを行ないます リレー形式の学習のための「巻き物」 フィールドスタディも行なう 教頭先生が視察に来られました
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