明治大学 平成17年度現代的教育ニーズ取組支援プログラム広域連携支援プログラム-千代田区=首都圏ECM-本プログラムは、文部科学省が公募する、平成17年度「現代的教育ニーズ取組支援プログラム(現代GP)に採択されました。」
Proj.7 勤労体験トウモロコシ販売
9月1日、2日に、商学部現代GPプロジェクト7の金銭教育が、千葉県浦安市学校地域連携事業『勤労体験・金銭教育プロジェクト』(代表:岡部梨恵子氏)と群馬県嬬恋村との官学民連携で行われました。

1日は群馬県嬬恋村の水野ゼミナール農園で栽培されたトウモロコシの収穫と、嬬恋村調査研修を行いました。参加者は浦安市の子どもたち14名と水野ゼミナールの2年生です。
トウモロコシ畑では、小学2年生から中学2年生の子どもたちに加え、大学生たちが背丈より高く茂る畑の中に入り、トウモロコシを次から次へと収穫しました。収穫した数、約1000本。近在の農家の方が軽トラックを出して荷台に満載のトウモロコシをつんでバスまで運搬して下さりました。
トウモロコシ畑のあと、海野緑地に行きました。ここは、土の改良に挑戦し、夏の時期に苺栽培を可能にするという成功を収めた農園です。
海野さんの経営する農園では、農業体験の指導を戴き、またミニトマト・ブルーベリー・苺を提供頂きました。なかでもミニトマトを食べた子どもたちは、学生ともども「おいし〜ぃ」「甘〜ぃ」「いままで食べたことない味」と口々に賞賛していた。  

翌9月2日は収穫したトウモロコシの販売会を行いました。
浦安市のショッピングセンター『パークスクエア』と公共施設『日の出公民館』と2か所に分かれて出店しました。トウモロコシの価格は1本100円、6本だと500円と設定しました。学生が子どもたちを指導して、手製の看板や、値札を作り、試食コーナーも設置して販売活動を行いました。最初は人通りが少なくなかなか売れませんでしたが、学生が子供たちに考えさせた販促活動が功を奏し、また評判が評判を呼び、パークスクエアは12時半に完売、日の出公民館では13時に完売することができました。トウモロコシのサイズには大小あり、小さいものは試食やオマケとして提供しました。

参加した子どもたちは、「すっごく楽しかった!」「トウモロコシ美味しかった!」と大興奮で、保護者からは、「よい経験をさせてもらった」「帰ってくるなりいろいろ話を聞かせてくれた」との好評価を得、夏休み最後の週末に、よき勤労体験、金銭教育となりました。
学生の指導の下、子どもたちに収穫から販売までを体験させる今回のプロジェクトは、大成功であったといえるでしょう。
嬬恋村
日の出公民館
パークスクエア

参加者の感想 水野ゼミ 2年 八幡めぐみ
1日目、バスの中でトウモロコシの収穫の仕方など詳しく説明があり、群馬県嬬恋村に着くと、早速、トウモロコシの収穫がはじまった。6時間のバス移動時間で子ども達も疲れた様子だったが、収穫が始まると疲れた様子も見せず、子ども達が率先して何袋もトウモロコシを収穫していた。初めての経験で草負けをしたり、うまくトウモロコシを千切れなかったり子ども達も悪戦苦闘していたがなんとか全員で約1000本近くのトウモロコシを収穫した。 次の日、浦安市の2箇所で子ども達とトウモロコシの販売をした。朝から子ども達はトウモロコシを袋にまとめたり、看板作成を行ったり、呼び込みをしたりなど積極的に行動し私も驚いた。子ども達は、看板作成時にお客が目を引く言葉を必死に考え、『限定、無農薬、新鮮、取れたて、安い』などの宣伝文句を書いて呼び込みを行った。浦安市のあるスーパー前の販売班は、当初9時から15時までの販売予定だったが、12時過ぎには完売し、公民館前の販売班も立地位置があまりよくなかったにも関わらず13時には完売した。公民館前で販売した子ども達は、明治大学ののぼりを持って横断歩道の横で客引きを行っていた。 子ども達は、お客に試食を配ったり、大声で宣伝したりなどとても積極的に行動していた。今回の金銭教育の中の商業体験事業で子ども達は自分の考え、思っていることを行動に移し、身を持って体験することで社会に貢献し、働くことの大切さ、お金を稼ぐことの大変さを学んだのではないかと思う。

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