ブレーメン留学体験記1 岩澤 萌

商学部商学科 岩澤 萌
留学期間: 2006年10月~2007年7月
ドイツ留学によって広がった世界



初習外国語でドイツ語を勉強しているうちに、冷戦を中心としたドイツ現代史とドイツにおける外国人労働者というテーマに興味を持ち留学を決意しました。子供の頃に見たベルリンの壁崩壊のニュースが微かに記憶に残っていて、特にそれから十数年経ったドイツの状況について知りたいと思いました。また、壁崩壊を背景にして東ドイツの人々をコミカルに描いたドイツ映画『グッバイ、レーニン!』も僕の好奇心を刺激しました。

 実際ドイツでは、旧東ドイツと西ドイツの格差が今もなお感じられるところがありました。僕が留学したイエナは旧東ドイツに位置し、物価も比較的安く、生活しやすい場所でした。



 最初はドイツ語だけで生活することは大変でした。しかし、多くの友達をつくったり、ラジオやテレビを聞いたりしているうちに言葉に慣れ、日本との文化の違いも徐々に理解できるようになりました。前期は「DaF(外国語としてのドイツ語)」の授業を他の留学生と共に勉強することに集中しましたが、後期からはドイツ人学生と一緒の授業にいくつか参加することにしました。ドイツ学生の勉強に対する熱意には驚かされました。講義中の質問が多いばかりでなく、講義の補習をするゼミなどもあり勉強方法の違いに気付かされました。ここでどんどんドイツ語での講義に出てみることが大切だと思います。僕は、経済学、社会学、歴史学の講義に参加しました。講義に参加しているうちに少しずつ理解ができるようになると思います。



 ここイエナ大学には、世界各国から留学生が集います。自分から友達になりたいという気持ちで話しかけ、ヨーロッパの留学生以外にも、ブラジル人、モロッコ人、中国人、ベトナム人など本当に多くの仲間をつくることができました。相手の国の文化や言葉の情報を自ら得ることによって、自分自身の見聞を広めることができたと思います。自分の意思をはっきり伝え、それぞれの考えをぶつけ合い吸収しあうことができたこの一年間は本当にかけがえのないものです。

 留学とは英語圏に行くことがすべてではありません。ドイツ語を勉強すると、新たな視座を得ることができます。いくつかの言語での情報が理解できると、世界に関する情報の幅が一段と広がると思います。
(写真:岩澤萌)

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