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ブレーメン留学体験記8

商学部商学科 男性
留学期間: 2010年3月~2011年2月(3年次に留学)

≪商学部の協定校・ブレーメン経済工科大学に留学した商学部学生の1人です。異国の地・ドイツでは勉学だけでも大変な中,そのチャレンジ精神ゆえか,インターンシップにも挑戦されてきました。そこで得たものとは? ここでは,「帰国報告書」から,その部分を紹介させていただきます。≫


 私は単なる語学留学との差別化を図りたいという漠然とした気持ちを持ちつつ,ドイツに出発しました。留学中の半年は協定校先でいくつかの授業に参加し,現地の学生と共に作業し,試験を受けました。しかし,これでは何かが物足りないと思ったのが始まりでした。思い立ったが吉日。この日本から遠く離れた地,ドイツで企業でのインターンシップに挑戦しようと考え始めましたが,最初はたいした当てもなく,途方に暮れるばかりでした。そこで,ある授業の先生に相談したところ,紹介していただいたのが,N.I. TEIJIN SHOJI EUROPE GmbHという在独日系企業です。この企業は,日本人の駐在の方が数名いらっしゃって,後の多くの方々はドイツ人の方々でした。そのため,公用語は英語で,英語も学習したいと考えていた私にとってはまたとないチャンスでしたので,早速連絡をし,何度か面接に赴き,最終的には4カ月間の契約を得ることができました。勤務内容としては,衣料繊維,衣服の部門のドイツ人スタッフのアシスタントとして従事しましたが,発送のための納付書作成,注文を受けた商品の発送準備,在庫確認などでした。また,私がドイツ人のスタッフの方々とお話しする時は,基本的にドイツ語で,仕事内容の中で英語を使う場面も何度かありました。4カ月とさほど長くはありませんが,非常に有意義で,日本ではできない経験ができたと感じています。思い返してみれば,当初抱いていた,単なる語学留学との差別化を図りたいという気持ちは達成されたのかなと思います。しかし,この1年間で特に感じたことは,常に自分の意思を明確に持つことの大切さです。4年間の大学生活の中で色々と流されることはあるかとは思いますが,その中でのひとつとして留学というものを設定するのも良いかもしれません。

≪メッセージとご報告,どうもありがとうございました。≫