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平成20年度 質の高い大学教育推進プログラム(教育GP)地域・産学連携による自主・自立型実践教育とは?

3つの成果目標

このプロジェクトの成果目標は、(1)問題発見力、(2)課題解決・企画構想力、(3)コミュニケーション力の3つの能力を養成することです。

(1)問題発見力
テーマや課題を自主的に発見する力や、与えられたテーマ・課題に関して問題解決に向けた適切な切り口を見出す力のことです。課題を解決していくプロセスは、誰かが教えてくれたり、定義してくれたりするものではありません。すべてを自主・自立的に考えること、そして他者と課題や思考の過程を共有していける能力が必要となります。

(2)課題解決・企画構想力
課題に対する様々なアプローチの可能性を考慮しながら解決策を企画、構築していく能力のことです。課題へのアプローチの方法は1つではありません。そして実際の課題は専門知識だけあれば解決できるものではなく、様々な領域に関わる知識や思考法が必要となります。特に社会が多様化、複雑化する今日においては、この傾向はますます顕著になっていくでしょう。あらゆる可能性を考え抜き、その中で最善のものを選択していくこと。様々な代替案を見つけるとともに、状況を把握し、将来の成果を見通していくこと。そうした能力が実践においては求められます。

(3)コミュニケーション力
自分の果たすべき役割を意識しながら他者とのコミュニケーションを図る能力のことです。実社会においては、他者とのコミュニケーションなくしてはあらゆる課題解決はありえません。例えば、企業においては、目標を同じくする仲間との協働、他部署への協力要請や社内調整、経営陣や取引先企業に対してのプレゼンテーション、消費者に対するアピールなど、あらゆる局面においてコミュニケーションが発生します。そこでは、相手との関係の中で自分が期待されている役割を踏まえながら、相手に対して自分の考えや意見を的確に伝えていく意思伝達力が必要不可欠となります。

以上のような3つの能力を身につけていくことで、「沈黙する学生」は必ずや「見える学生」となりうるでしょうし、卒業後に社会人となった際にも自らの能力をいかんなく発揮し、自分自身の成長やキャリアアップだけではなく、企業や社会の発展に大きく貢献できる人材となりうるのではないかと確信しています。