商学部

在学生向け

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ゲストスピーカーによる特別授業(6月9日実施)

実施日: 2016年6月9日(月)13:00~14:30
実施場所: 駿河台キャンパス 1065教室
科目名: 貿易商務論

テーマ: 航空輸送の歴史と今後の展望
ゲストスピーカー: 木下 達雄 氏(キノシタ・エビエーション・コンサルタンツ 代表)

実施内容:
ゲストスピーカである木下達雄氏は、日本の航空貨物輸送業界における草分け的存在であり、パンアメリカン航空に就職して以来60年間にわたり同業界で活躍されている人物である。この間、パンアメリカン航空の重役であった大西洋単独横断を果たしたリンドバーグとも交友を結び、日本の航空業界の黎明期より今日に至るまでの生き字引的存在である。同氏はまた他大学でも講師として航空物流を講義しており、専門の研究書も数多く出版している。
授業では、まずライト兄弟による人類初の飛行から、飛行機が輸送手段として大きな進展を遂げるまでの経緯を紹介し、第1次、第2次大戦を通じた飛行機の活躍が、後にロジスティクスとして登場するまでの歴史を極めて簡潔に説明して、飛行機と経済活動との関連を解きほぐした。さらに、物流手段としての航空輸送を陸上や海上輸送と比較検討してその利点を明らかにし、現代の主流である無在庫経営やジャストインタイム方式にとって、航空輸送が不可欠の存在であることを示した。
ついで、航空企業としての貨物輸送の難しさや煩雑生を説明するなかで、貨物輸送と採算性の観点からトータル物流コストやイールド・マネジメントといった業界特有の収益計算方法などを紹介して、貨物集荷と採算性の問題を明らかにした。そして、最後には日本の航空業界が抱えている諸問題を指摘して、日本の航空行政の不備を列挙して、今後の航空業界全般の収益性改善のための提言を示した。
授業で明らかとなったが、今日の貨物輸送は重量ベースでは海上輸送が95%を占めているが、金額ベースでは25%を航空輸送が占めるまでになっており、貿易取引における航空貨物輸送の重要性が改めて認識できた内容となった。
授業後の質疑では、学生より多くの質問が出され、それぞれに対して極めて丁寧な回答をいただいたが、学生にとっても実際界の実情を理解できた極めて有意義な特別授業であったと思われる。

                                                           篠原敏彦(科目担当教員)                                               

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