理工学部

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総合文化教室

総合文化教室 General & Cultural Studies 「21世紀の地球社会を生きてゆく知力」

総合文化教室について

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壁画

夜 PHOTO AKIRA SUEMURA

  理工学部には9つの専門学科と並んで「総合文化教室」という組織があります。外国語、人文系諸分野、健康・スポーツ学担当の教員はここに所属し、一般教育を担当します。
現在、専任教員は14名。文学、哲学、芸術学、歴史学、言語学、文化人類学、スポーツの実践から身体科学にいたる、じつに多様な角度から人間の文化を考えてきた、専門家たちばかりです。所属学科が何であれ、理工学部の学生は全員が、必ずこのうちの誰かと授業で出会うことになります。日常生活の歩みをふと止めて何かを考えこみ、そこからまったく新しい世界や風景や言葉にむかうための手がかりを、その出会いが用意できるようにしたい。それが私たち総合文化教室の願いです。
人数による演習です。教師が一方的に知識・情報を授けるのではなく、学生の側からの積極的な参加が求められます。自由で活発な議論の場として、友人たちとの出会いの場として、先輩たちから高い評価を得てきた、理工学部独自の制度です。3年生以上を対象とする「総合文化講義科目」では、さらに高度な内容をわかりやすく懇切丁寧に解説する、講義形式がとられています。また1・2年の留学生を対象として、講義科目「日本事情」が開講されています。
総合文化科目(8単位以上)

建物

総合文化ゼミナール

  大学での学習の目的とは何でしょうか。いろいろな答えがあるでしょうが、私たちはこう答えたいと思います。専門知識の習得はもちろんだが、同時に、これからの人生の鍵をにぎる、実践的な知識と複眼的な思考力を身につけることだ、と。そのためには、人間の社会や歴史や文化を広く視野に入れた基礎訓練が、絶対に欠かせません。「外国語科目」「理系基礎科目」「健康・スポーツ学」と並んで、総合文化教室所属教官それぞれの専門分野を生かした、さまざまな主題にわたる「総合文化科目」は、科学・技術の専門知識を学ぼうとするみなさんにとって、大きな刺激と発見にみちた場となるはずです。
総合文化科目は1・2年生を対象にした「総合文化ゼミナール」と、3年生以上を対象にした「総合文化講義科目」とに大別されます。「総合文化ゼミナール」は、1クラス20名以下の少人数による演習です。教師が一方的に知識・情報を授けるのではなく、学生の側からの積極的な参加が求められます。自由で活発な議論の場として、友人たちとの出会いの場として、先輩たちから高い評価を得てきた、理工学部独自の制度です。3年生以上を対象とする「総合文化講義科目」では、さらに高度な内容をわかりやすく懇切丁寧に解説する、講義形式がとられています。また1・2年の留学生を対象として、講義科目「日本事情」が開講されています。
外国語科目(14単位以上)
  外国語を学ぶとき、世界が確実に変わります。新しい視界が開けてくるだけではなく、これまでよく知っていたと思っていた風景すら、まったく別のもの、見慣れないものになってくるのです。思いもよらなかった世界の細部にはじめて気づき、自分が話している母国語にも新鮮な魅力が感じられるようになる。思考も感覚も、全面的に鍛えられる。新しい友人ができ、新しい自分が生まれ、新しい地平線にむかって、どこまでもゆきたいと思うようになる。必修単位だけではなく、随意選択外国語や海外提携校での夏期研修、さらには長期海外留学にも積極的に挑戦し、21世紀の地球市民として、確実な力を身につけましょう。
外国語には第一外国語(必修8単位)である英語と、第二外国語(必修6単位)であるドイツ語/フランス語/ロシア語があります。(留学生の場合、日本語を第一外国語、英語を第二外国語とします。)さらに随意選択外国語として、英語会話/ドイツ語会話/フランス語会話/ロシア語/ロシア語会話/スペイン語/中国語/朝鮮語が開講されています。(なお必修外国語科目の単位は最高4単位まで、以下の資格や代替科目によって振り替えることができます。英検準1級以上または仏検4級以上の取得者は、それぞれ英語またはフランス語の2単位を。随意選択外国語科目履修者は、同じ外国語の2単位を。)
健康・スポーツ学科目(2単位以上)

スポーツ

  スポーツとは本来、身体のもつ力と健康についての認識を総合し、自分を最良の状態に持ってゆき、維持するための技能です。この科目群には、理論面を科学的に追求する「健康・スポーツ学」と、自分の体と対話しながら楽しく参加できる「スポーツ実習」(バレーボール、テニス、サッカー、ソフトボール、バドミントン、スキー、ゴルフ、フリスビーなど)が含まれています。
理系基礎科目(12単位以上)
  基礎数学/基礎物理学/基礎科学/基礎生物学/基礎地学/基礎物理学実験/基礎科学実験といった科目が、1年生を対象として開講されています。専門科目の基礎を身につけることが第一の目的ですが、さらに実験科目の一部を必修にすることで、具体的作業を通じて主体性と科学的洞察力を養うことが目指されます。(この科目は各専門学科の教員が担当します。)

ここがPOINT! 研究の前線 哲学と文学の総合を目指して

遠山 義孝 教授

遠山 義孝

 総合文化教室には、専門の学科のように先生の名前を冠した「◯◯研究室」というものはありません。したがって、「名物研究室」のような研究室そのものの紹介はできないのですが、私を例に総文の一教員がどのようなことを研究しているのか、その一端を公開したいと思います。哲学者カントは三批判書(『純粋理性批判』『実践理性批判』『判断力批判』)の後に、出版するにはいたりませんでしたが「人間とは何か」という書を考えていました。三批判書で提起された設問は、人間の問題に帰着するからです。文学も、人間とは何かを主要なテーマにしています。したがって、文学も哲学も人間の営為を考えるという点で思想の一部といってもいいでしょう。
私は、最初もっぱら哲学の研究に従事していましたが、あるとき、人の心の、隠れた奥底の、さらにより奥底を描くことができるのは哲学ではなく、文学であることに思いがいたりました。哲学には明証性が必要ですが、文学には「わかった」と思わせるのに証明はいらず虚構の世界を描きながらも、哲学よりははるかに真理に近づくことができると思ったのです。
その結果、次第に文学への関心が強まり、現在はドイツの作家マルティン・ヴァルザー(1927~)を研究しています。そして最終的には哲学と文学の橋渡しをする方法論を生み出せたらと願っています。それはとりもなおさず、プラトン以来続いてきた「理論と実践の統一」という課題でもあります。

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